国名 | カンボジア王国 |
人口 | 1330万人 (06年) |
面積 | 18万1035平方キロメートル (日本の約50%) |
首都 | プノンペン Phnom Penh |
通貨 | 100リエル=約2.4円 (08年10月) |
民族 | クメール族、中国人、ベトナム人、シャム族、チャム族他 |
宗教 | 仏教 |
言語 | クメール語 |
時差 | 日本−2h |
GNP | US$268 (99年) |
出国税 | US$20 |
ビザ | 必要 |
電気 | 120/220V、50Hz Cプラグ |
物価 | ミネラルウォーター 500R ぶっかけ飯 宿 ドミトリー ドミトリーのある宿は少ない シングル US$2〜 バイクタクシー |
味 | 辛すぎず、甘すぎずおおむね日本人の口にも合いやすい。 ライスペーパーで巻いた野菜をだし汁で煮た料理が私は好き。 (↑こりゃベトナム料理ですね。) ぶっかけ飯もあまりはずれがなく、ぼったくられることも少ない。(←観光地を除く。) 飯も美味いが果物も美味い。 時期にもよるけど私は「マンゴスチン」や「マンゴー」が好きです。 他にも「バナナ」「パパイヤ」「パイナップル」「グレープフルーツ」「ドラゴンフルーツ」「ドリアン」等いろいろある。 ベトナムやタイのようなシェーク屋は少ない。生ジュースはありますが・・・。 シェークが飲みたければレストランへ。 |
お国柄 | 一人一人は自己主張もそれほど強くなく穏やか。 ボッタクリもベトナムなどに比べると少ないが、バイタクにしても何にしても英語が通じるところは高め。 プノンペン、キャピタルゲストハウス前のバイタクは英語が通じるが料金はその分割高。 穏やかな国民性ではあるが、プライドを傷つけたりすると恐ろしいことになるらしい。 クメール人を人前で罵倒したりすると「暗闇で撃たれる可能性」が300%ほどアップするらしい。 国自体がまだまだ、何でもありな国。(だから面白くて、怖い。) でも、だんだん普通の国になりつつある。 <エピソード> 商店同士のけんかで、片方の店が警察官に賄賂を払って相手の店を潰すように依頼したらしい。 その警察官は「よしわかった!今夜5人で行ってきて潰してあげよう!」と胸を張ったそうな。 その5人はその夜、完全武装して店の営業許可?を取りあげに行ったそうな。 その店の玄関を叩き壊して入ってみると、そこには陸軍の兵士が待ち構えており返り討ちにされたそうな・・・。 めでたし?めでたし? たぶんに眉唾な話があるが、この国に行ってみるとそれぐらいのことはあるかもとうなずけてしまうところが面白い。 また、強盗も多く、旅行者は胸のポケットなどすぐ出せるところに US$10ぐらいを入れておくのが良い。 強盗に襲われたらおとなしくUS$10ぐらい渡せば大体許してくれる。 あまりにも持ち金が少なすぎたために殴られたという旅行者もいる。(US$2ぐらいしか持っていなかったらしい。) 日本人の学生が強盗に襲われUS$300を渡したらその強盗に握手されたという話もある。 あまりたくさん渡すと日本人ばかりが狙われることになるので注意! いずれにしても強盗に襲われた時に、抵抗すると簡単に撃たれます。 また、軍人、警官は夜になると強盗に変身する者もいるので要注意。 (軍人や警官は給料が安すぎて給料だけでは食っていけないというのが根本的な問題でもある。) 射撃練習は一部の軍キャンプなどに行くとできます。(←もちろん有料。) 拳銃や自動小銃はもちろん、重機関銃や手榴弾、はてまた対戦車ロケットまで撃てます。 1999年と2001年に遊びに行ってきましたが、場所は変わっていました。(詳しくは電脳旅人日記を参照ください。) いずれも軍の兵器の横流しですが、テロリストや犯罪者の手に渡るとかというよりはよっぽど平和利用かもしれません。(観光客が空き缶を撃って喜んでいるだけですから・・・。) ここでの料金はもちろん関係する軍人達のポッケに入ってしまうのだろうけど、強盗するよりよっぽどよいのでは? |
移動の足 |
長距離の移動はピックアップトラックが中心。(最近は主要ルートにはバス便があるのでそのほうが便利。) 行き先別に乗合で、満員になると出発する。 荷台より車内のほうが当然料金は高い。 車内といっても、3人載りの座席に5〜6人ぐらいは乗るので覚悟しておいたほうがよい。 街から数km離れると悪路となる。雨の日はさらに最悪。 時速20〜30ぐらいしか出せないので、1日の移動はそれほど遠くまではいけない。 他の交通機関としては飛行機、鉄道、水上バス、バス、タクシーがある。 鉄道は強盗が多いということで、現在外国人には開放されていない。(←これは古い情報です。現在は開放されています。) 水上バスもたまに強盗に襲われたり、沈没したりするが、プノンペンからシェムリアップへの移動では一般的。 バスはルートが限られているが、プノンペンからシアヌークビル(コンポンソム)のルートや、プノンペンからサイゴンなどでは一般的。 タクシーはバイタクやピックアップトラックに比べて安全であるが料金が高い。 陸路での国境通過はバスやピックアップトラックなどを利用することとなる。 地方道路は地雷原もまだまだ多いので路肩などに不用意に入り込むと危険です。 最近(2000年)では国境での賄賂の要求も少なくなってきたようです。 賄賂を請求されてもUS$1 が相場です。 (↑次に通過する旅行者のためにもそれ以上支払うのはやめましょう。) 市内の足はバイクタクシーが経済的。 観光地以外はバイタクは基本的に英語は通じない。 プノンペンの「キャピタルゲストハウス」前にたむろしているバイタクは英語が喋れる。 また、簡単な観光ガイドも勤めるものも多いが、料金は他に較べると高い。 必ず値段交渉をすること。 01年に滞在したときの相場では、英語の喋れるバイタクの1日の収入は多い日でUS$3〜5ぐらいと言っていた。 なお、値切る時はドルよりリエルで交渉した方が安くなるのは言うまでもない。 サイゴンなどに較べると皆、正直だが中にはタチの悪い奴もいるので注意が必要。 英語の喋れないバイタクを利用するときも、目的地のホテル名などは通じることが多い。通じなくてもとりあえず後ろに乗って、「右っ!」とか、「左っ!」とか指で刺せば目的地まで運んでくれる。降りる時に距離に応じての相場の料金を払えば大体問題なし。(これと同じ事をベトナムですると大変なことになる。詳しくはベトナムのページをごらんあれ。) プノンペン市内でも夜間のバイタクによる移動は、外国人であることがわかると危険。 いずれにしろ、カンボジアの強盗は間違いなく武装しているのでよっぽど強力な火器を持ち、なおかつ、扱いに慣れているのでなければ抵抗してはならない。 あっさり撃たれます。 まず確実に相手の方が銃器の扱いには慣れています。 |
個人的感想 | 食べ物も美味いし、物価も安く、人々も純朴なので旅しやすい。 特にベトナム方面から来た旅行者はほっとするだろう。 治安の面は問題があるが、それなりに情報収集をして常識の範囲で旅行をすればそれほど危険ではない。(かもしれない。) 東京だって夜中の3時に歌舞伎町や南千住の裏通りを女の子一人で歩くと危険なように危険な時間に危険な場所を歩いたら危ない。(あたりまえ) 夜間は警官が強盗を働くこともあるので注意が必要。(警官は合法的に武装しているので最も危険。) 日本人旅行者の沈没者も多いが、ドラッグか女のどちらかにはまってしまった人が多い。 観光ポイントとしての最大のものはアンコールワット。 この遺跡は見られるために作られたらしい。 四方からまっすぐ中央に通路が伸びているが、その所々に段差がある。その段差では必ず前を見てみましょう。そのたびに見える風景が変わって面白いものです。 建設当時に作られた窓なんてのも面白いですね。もちろんガラスなんてモノはなかった頃ですから、アイデアできちんと日除けになっている。また、見せるための飾り窓なんてのもある。 中央の塔では階段から落ちないように注意しましょう。 数年前、観光客が落ちて死んでいます。 壁画や彫刻も素晴らしい。ものすごく大きな遺跡ですが、その内部の細かい柱一つ一つにすべて彫刻が施されているのは驚きです。 私が2度目に訪れた2000年の段階で修復はかなり進んでおり、ジャングルに飲み込まれる心配はなくなっていましたが、それでも「エレファントツリー」と呼ばれる木などがありました。 アンコールワットよりも、周辺の遺跡の整備がこれからは必要でしょう。 私は遺跡としては、アンコールワットよりもお隣のアンコールトムの方が好きです。 シェムリアップにいかれたら、是非アンコールトムもご覧になってください。 プノンペン周辺には特に整備された遺跡等は少ないので、気軽に見て歩くとすると「キリングフィールド」や「トゥールスレン博物館」などだろうか。 しかし、この国は何でも観光名所にしてしまう根性が凄い。 自分たちの先祖のしゃれこうべまでも観光名所にしてしまうのだ。 もちろん、ポルポト時代の暗い歴史を後世に伝えるという意義は認めるが、骸骨でカンボジア地図を作ってしまうという発想は日本人にはありませんね。 ましてや、敵性国民のものではなく、その時代の被害者の骸骨ですから・・・。 そんな長い内戦を乗り越えて、この国の人達は今、自由を満喫しています。 貧しくても表情は明るいのはそんな過去があるからかもしれません。 |