国名 | ベトナム社会主義共和国 |
政治 | 社会主義共和制、共産党独裁 |
人口 | 7632万人 (99年) |
面積 | 32万9566平方キロメートル |
首都 | ハノイ (Hanoi) 経済の中心はホーチミンシティー 地元ではサイゴンと呼ばれている。 |
通貨 | US$1=13900Dong (99年6月) |
民族 | ベトナム人 |
宗教 | 仏教、キリスト教 |
言語 | ベトナム語 |
時差 | 日本−2h |
GNP | US$330 (98年)あくまで統計上の金額であり,実際はこの数字よりはるかに大きい。 |
出国税 | US$12 |
電気 | 220/110V、50Hz プラグはCタイプ まれにSEタイプもあるらしい。 |
ビザ | 必要。ただし、ビザの「出入語句地点」の記載は必要なくなった。 |
物価 | お国柄のところに詳しく書いてありますが、「ボッタクリ」はほとんど国策のような感じです。 モノの値段は人によって日によって違います。 はじめてサイゴンを訪れたとき、(97年)まだ私はタバコを吸っていたのですが、毎朝同じ屋台のオバチャンから同じタバコを買っていたのに、同じ金額だったことはほとんどないのです。毎日違う金額でした。 そんな感じです。 何を買うにも英語の喋れない人から買うほうがおおむね安いようです。 一応の目安を書いておきます。今はもっと高いかも。 ミネラルウォーター 5000〜8000D フォー(ラーメンみたいの)5000D サンドイッチ 3000D 宿 ドミトリー ドミトリーは少ないです。 シングル US$7ぐらい レンタサイクル 10000D/1日 レンタバイク US$10 |
味 | フランスの植民地だったので、フランス料理が美味い。フランスパンが美味い。 サイゴンでは各国の料理が食べられます。サイゴンのカンボジア料理レストランなんかも美味かったです。 地元の人が毎日食べているただの「ぶっ掛け飯」もとっても美味い。値段は店によって、人によってまちまちなので先に交渉する必要がありますが・・・。 ちなみに、ぶっ掛け飯屋でもお手拭が出てくることがあります。これは使うと有料です。お茶も有料のものと無料のものがある場合がありますので確認しましょう。 ぶっ掛け飯屋では私の味覚ではチキン料理にはずれはありませんでした。(辛いものはありますが・・・。)ただ、チキンの塊は他のおかずより若干高めの場合があります。 食欲のないときはフォーがお勧め。いわゆる日本語で言うところのうどんです。(小麦粉ではなく米粉です。) 食後はシェーク屋に行きましょう。 サイゴンでもハノイでもシェーク屋はあります。私の好みで言うとインドシナのシェーク屋で一番美味いのはサイゴンのシェーク屋ではないかと思います。(カオザンもなかなかですが・・・。) ベトナム人は結構こだわります。シェーク一つとっても各お店がオリジナルの味を追求しています。コンデンスミルクの量だとか、氷の入れ方・・・。氷は最初に入れて他の材料と一緒にミキサーでかき混ぜてから、最後にまたちょっと入れる。この最後にちょっと入れた分は荒削りにしておいて喉ごしを楽しむ・・・とか・・・。 温かい飲み物ではコーヒーが美味いです。 インドあたりだとレストランのメニューに堂々とネスカフェなどと書いてありますが、ベトナムではコーヒーといったらインスタントではなくちゃんとたててくれます。 アイスコーヒーもおいしいです。 しかし、ホットでもアイスでも Non Sugar と頼まないと凄いのが出てきます。甘党にはよいのですが・・・。 その他、果物も豊富です。ドリアンもあるしね。 ベトナムやカンボジアではビーチで寝転がっていると様々なものを売りにくる。ニャチャンのビーチでは新鮮なシャコを売りに来ました。生ものは珍しい。 注文するとその場で焼いてくれます。美味い。是非お試しあれ。 |
お国柄 | 民族性としてはとっても熱い。Special
hot!!です。 激しく、そして勤勉。 私が「世界一周貧乏旅行ゲーム」を作るとしたら、「インド商人」と「ベトナムおばば」だけはオールマイティーのジョーカーカードにします。 ベトナムを訪れた人がまず最初に目につくのは「ボッタクリ」。 それも半端な金額ではありません。 相手が相場を知らないと見ると平気な顔をして10倍20倍を請求してきます。私は市価の100倍を請求されている人を見ました。 ベトナムの人は、「日本では物価が高いのだから高い金額を払うのはあたりまえ。」とさらっと言いのけます。不思議な理屈ですが・・・。 「知らない人からぼったくれ。」「外国人からはもっとぼったくれ。」という方針のようです。 これは政府も同様で、外国人料金というものがまかり通っています。 知らない人からぼったくれを裏返すと知っている人に一度なればとっても善くしてくれるようです。ベトナム在住の日本人は口をそろえて言います。「ベトナム人はとっても親切な人が多い。」と・・・。 ベトナムはフランスに長く支配されていました。 そのせいで西洋的な部分がとても多いです。 建築や料理はもとより、考え方まで・・・。 自分の経営するレストランの壁に絵を飾り、灯りは間接照明にする、といった発想を持っているのはインドシナではベトナム人だけでしょう。 また、サイゴンやハノイの街などを歩いていると「画廊」がとても目立ちます。そこかしこにあります。これもインドシナではベトナムだけです。(中国の一部の街には水墨画などがたくさん売っている場所もありますが・・・ベトナムは油絵です。) 民族性としては最初にも書きましたがとっても熱いです。 激しいボッタクリもそうですが、怒ると激しい。 サイゴンの街でオバチャン同士の喧嘩を見かけたことがあります。人だかりができているので何かと思ったら、40代ぐらいのオバチャン2人が言い争いをしているのです。周りの人は止めるでもなくみんなで眺めています。ここまでならどこの国でも見かける風景ですが・・・。 片方のオバチャンが何かを叫ぶと相手のオバチャンはとうとう切れてしまい、グーパンチ!見事に頬にヒットし、そのオバチャンは吹っ飛んでしまいます。すると、吹っ飛んだオバチャンは立ち上がり、一目散に駆け出します。 何をするのか見ていると、シェーク屋に駆け込み鉈のように大きな包丁を持ってさっきのオバチャンに飛び掛っていきました。周りの人がさすがに押さえつけましたが、押さえなければ本当に刺さっていた状態でした。 そんな感じの国民性です。ははは。 |
移動の足 | 飛行機、鉄道、バス、タクシーなど何でも揃っている。 特に長距離バスは外国人ツーリストにとって便利。「シンカフェ」や「キムカフェ」という旅行会社のバスが有名。これらはサイゴン〜ハノイまでのチケットを買っても途中の都市でのストップオーバーが可能。それぞれ毎日運行しているので前日までに予約すればよい。(当日でも空席があれば乗れる。) ただし、ハノイからなんかする場合は「シンカフェ」のバスチケットは注意が必要です。と、いうのは「偽シンカフェ」がそこかしこにあるからです。本物の「シンカフェ」の写真はこちらです。 各都市の観光の足は「レンタサイクル」も便利。大体金額は表示されている。でも、必ず値切りましょう。 旅行会社には各種ツアーがたくさんあります。日帰りのものから数日間のものまでいろいろです。 このツアーを利用しましょう。 この国には外国人料金というのが存在します。乗り物に乗っても、レストランに入っても、ホテルに泊まっても・・・。 ですから、ベトナム語が堪能の方や、現地に友人知人がいる方を除くと、ほとんどの人はこれらのツアーに参加した方が安いのです。 自分で一つ一つチケットを買ってレストランで値切ってなどとやるより、「ハロン湾2泊3日ツアー」とか「メコンデルタ3泊4日ツアー」、「クチトンネルツアー」などに参加した方が楽だし安いのです。 サイゴンの「シンカフェ」などでは日本人が多いので日本人バスなんていうのが存在するほどです。日本人バスには日本人のガイドも付き日本語で案内してくれます。料金は一緒です。 これらのツアーは旅行会社が主催していたり、ホテルが主催していたりいろいろです。ホテルが主催しているものは、自分が宿泊していないホテルのものであっても気軽に参加できます。 料金は微妙に違い、サービス内容も微妙に違いますのでよく確かめてください。 ニャチャンというビーチリゾートでは「ママハンツアー」というのが人気です。(01年春頃摘発を受けたようですが・・・。) 発展途上の国らしく、工事中の場所も多い。 |
個人的感想 | はじめてこの国に行った時3日でこの国が嫌いになりました。2度目に行った時、2週間ちょっと滞在して少し好きになりました。 今は自分でこの国が好きなのか嫌いなのかよくわかりません。 私の好きな国の条件は「物価が安い」「食べ物が美味い」「人がいい」の3つです。このうち食べ物しか当てはまりませんが、この国には魅力があります。 多分またベトナムには行くと思います。 ベトナムは縦に長く過去の歴史を考えても容易に想像つきますが、北と南ではまったく違う国のようです。 サイゴンは商業都市、ハノイは政治都市です。 いくら政治都市と言えどもハノイの商店もがんばっていますが・・・。 ま、やはり活気のあるのはサイゴンです。(今でも地元の人はホーチミンシティーではなくサイゴンと呼びます。) サイゴンでは1週間ほど画廊の4階に宿泊していました。画廊が自分の上の階をホテルにして貸し出しているのです。油絵の具の香る宿・・・なんていうのもいいもので・・・ベトナムならではですね。(場所はサイゴンのシンカフェのまん前です。)夜はバルコニーからシンカフェ前の賑わいが眺められます。 ここのやどのオバチャンは出発の日、わざわざバスの中まで探しにきてくれて、ランプータンを一袋くれました。 2〜3軒隣のシェーク屋の味は絶妙です。1日2杯は飲んでいました。(笑)この店はパンも美味い。 ただ、サイゴンは日本人観光客が多すぎて・・・。こればかりはどうにもなりませんね。 ハノイまでの道のりで途中、ニャチャン、ホイアン、ミーソン、ダナン、フエ、など見所も多い。フエからはラオス行きのバスなども出ている。 ハノイからもハロン湾ツアーだとかカットバ島ツアーなど、観光には事欠かない。 しかし、その分、ラオスやカンボジアなどに較べるとお金がかかるのは仕方のないことか・・・。 中国国境に近い避暑地のサパーはお勧めです。のんびりとした村ですが、少数民族が集まる市場が毎週土日に開いています。 |