この日記は01年7月13日から同年10月日までの東南アジアの旅の間、
友人宛に送った日記替わりのメールを基に作成したものです。
緑色の文字は後から注として書き足したものです。
妻一人子供二人を持つ筆者が約9年勤めた会社をを辞めて東南アジアに旅立ったときの日記です。
アジア旅自体は毎年のように行っていたのですが、1ヶ月以上の長期の旅は久しぶりでした。
トラベルの語源はトラブルからきていると聞いたことがありますが、トラブルの連続の珍道中でした。
皆様の旅の足しにでもなればと思い公開いたしました・・・。
シンガポール マラッカ ジョージタウン ペナン島 スラターニ コパンガン バンコック
コサメット チャンタブリ− ココン シアヌークビル プノンペン サイゴン クチ
メコンデルタ ホイアン ハノイ サパー 大理 麗江 景洪 ウドンサイ ルアンババン
ビエンチェン ノンカイ 再びバンコック コタオ またもやバンコック 今回の旅を振り返って
7/13
今、成田空港にいます。
結局帰りの便の予約が取れないままの出発となってしまいました。
今夜シンガポール到着の予定などですが、宿もまだ決まっていません。
さて、今夜はゆっくり眠れるのでしょうか?
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7/14
夜中に現地到着の飛行機の場合は初日の宿に苦労します。
案の定、安宿は満室が多く、ようやく宿にチェックインしたのは1時をまわっていました。
しかし、シンガポールは物価が高い。
日本でいえばビジネスホテルのようなところで1泊シンガポール$55(約3850円)もする。
この旅の予算は1日1000円と考えているので早くシンガポールを出ないと破産してしまう。
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7/14
安宿に移動したら、とたんに部屋に電話がない。
ということでメールの送受信ができません。
フロントで電話を借りようと思ったのですが、モジュラージャックでの接続ではなく、
日本の昔の黒電話方式のため不可でした。
シンガポールにはあまり興味をそそるところはなかったのですが、
電脳街には行ってきたので報告します。
SIM LIM SQUAREというところで、漢字で書くと「森林商業中心」まんまですね。
中を覗くと巨大ビルが一つすべて電気街といった感じでした。
コピーCDだけは日本よりはるかに安いですが、それ以外はほとんど値段は変わりません。
駅からここに来る途中の屋台でコピーCDはたくさん売っていました。
内容の充実度ではタイのパンティーププラザのほうが断然上です。
(パンティーププラザについては私のHPを見よ。)
2000/07/14 シンガポールHawaii Hostel にて
1泊28S$(約2000円)の宿。
畳3畳ぐらいの独房で、窓はなし。
バストイレ共同、ほとんど冷えないエアコン付(風は出る)。
(笑)
7/15
ようやく、シンガポールを脱出してマレーシアのマラッカにきています。
マレーシアはいい。
飯はうまいし物価が安い!(カンボジアやラオスには負けますが・・・。)
ホテルは昨日泊まっていた独房(バストイレなし、窓もなし、約3畳)の部屋の半額で、
ツインルームのシングルユース、もちろんバストイレエアコン付です。
うーむ快適だ。
しかし電話はない。
ま、1泊約1000円だから我慢するとしよう。
マラッカ Town Holiday Lodge2 にて
エアコン、シャワートイレ付ツインルームのシングルユース1泊35RIM(約1000円)
ちょっと予算オーバーですが、ラオス、中国、カンボジアで挽回するという予定で・・・。
国境を越えるのが日曜日だと両替が困るのであった。
空港と違い陸路入国だとつらい・・・。
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7/15
マラッカにいます。
まだコンピューターやインターネットが一般的でないせいか、
宿の主人は電話線を貸してくれません。
電話代しかかからないといくら言ってもいやだと・・・。
気が付けば旅人日記も3通目がパソコンの中に溜まっています。
しゃーないから明日はネットカフェにでも出かけてみようかな。
ここマラッカにはネットカフェだけでなく小奇麗なカフェも何軒かあります。
こういった店以外では酒は飲めません。イスラムの国ですから・・・。
屋台では皆、ココナッツジュースやコーラを飲んでいます。
<注! 緑色の文字は後から書き足したものです。>
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7/16
今、マラッカのネットカフェにいます。
今から30分ぐらいはオンラインしてます。
ところで、いきなりの「その6」ですが、その3〜5までは私のパソコンに入ったままです。
<メールの題名が「電脳旅人日記その6」であった。 筆者 注>
宿のおやじに交渉しても、インターネットがどういうモノかよく分かっていないらしく、
電話回線を使わせてもらえないもので・・・。
<宿の親父のせいにしているが、きちんと説明する語学力を持っていないのが悪い。>
大きなホテルでもあれば、ビジネスサービスなどで使えるでしょうけども・・・。
マラッカ インターネットカフェレッドハウスにて
マラッカの中心の時計台の東側、徒歩1分。
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7/16
耳なし芳一の夜
昨夜は部屋に大きなマラッカモスキートが1匹いて大変でした。
全身に虫除けジェルを塗りたくって寝ていたのですが、朝起きたらかゆいかゆい。
どこがって、腕時計の裏側と耳の後ろ。
時計の下になっている部分と耳の後ろはジェルを塗り忘れていたようです。
おそるべし、マラッカモスキート。
マラリアを持っていないことをただ祈るのみ・・・。
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7/16
小泉さんも風邪をひいているようですが、皆さんはいかがですか?
先ほどペナン島までのバスの切符を買ってきました。
観光地で有名なペナン島ですが、安宿も結構あるようです。
明後日友人と待ち合わせをしているもので・・・。
(残念ながら男性です。)
しかし、便利ですね。
携帯電話がなくても、海外の別々のところに要る旅行者同士が連絡をつけられるなんて。
彼は今、コタキナバルという都市に滞在しているのですが、
先程メールで連絡を取り合い待ちあわせの場所を決めました。
有名なマラッカ海峡の夕日を見ようと2時間ほどウロウロしてビーチに行ってみましたが・・・。
ちょうどこの時期は雨季ですので綺麗な夕日は見られませんでした。
残念。
マラッカ最後の夜に、「カールスバーグ」で乾杯。13.8RIM(大瓶)
Fried Nudle 4.5RIM
7/18
こんにちわ。
ペナン島まで移動してきました。
マレーシアでは交通網が発達しているので移動が楽です。
マラッカからの約600kmの移動も1日です。
バスはAC付で3列シートのゆったりサイズです。24.65RIM
シートの大きさは飛行機のビジネスクラスぐらいの大きさです。
同じ距離をカンボジアで移動しようと思ったら実働で最低3日はかかるでしょう。
1日200kmの移動に8〜10時間。(悪路のためこれぐらいしかすすめない。)
トラックの荷台では1日移動したら1〜2日は休まないと体がもちませんので、トータ
ルは1週間ぐらいかかるでしょう。
マレーシア楽チンな旅でした。
マレーシアのバスはほぼ定刻どおりの運行。(ただし、基準は運ちゃんの腕時計です。)
定刻3分前にバスステーションにつくとますは出発したところでした。運ちゃんの腕時計はちょっとすすんでいたようです。
結局30分後のバスに乗ったのでした。
ところで、電話回線を借りられないのはこまったものです。
ほとんどの電話はモジュラージャックではなく
直繋の電話なので蓋をあけて配線仕直すわけにもいかず。。。
電話付きの宿はだいたい1泊60RM(約1800円)以上するので
ネットカフェを使ったほうがかなりお得です。
(今、泊まっている宿はエアコンなしバストイレ付で35RMです。)
ネットカフェなら1時間あたり2〜3RMですから。。。
部屋の電話から繋ぐと電話代プラスネット代(1分10円)がかかります。
勿論プラス高い部屋代。
ペナン島のネットカフェにて
このネットカフェはゲーセン状態です。
マレーシアの若者はみなネットゲームに夢中です。
右隣のお兄ちゃんは戦闘機で戦争してるし、左のお兄ちゃんは地下迷宮をうろうろしてる。
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7/19
相変わらずペナン島にいます。
電話付のホテル高過ぎて泊まれないのでネットカフェにきています。
友人との待合せなのですが、
待合せ場所に決めていた場所が工事で立ち入り禁止になっていました。
旅にハプニングはつきものともいいますが。。。
しかし、ほぼリアルタイムのメールのやりとりの結果(その友人も別のネットカフェにいた)
無事落ち合うこともできました。
便利な世の中です。
日本語入力IMEがとっても使いずらいのと、写真などを添付することができないのが不便ですが。。。
電話付の宿に泊まりたーい!
(しかし1泊1500円以上するのだ。。。)
7/20
ジョージタウンからビーチに移動してきました。
バトゥーフェリンギというビーチの「アリスゲストハウス」という宿にいます。
「アリス」というと青い目をした女の人を思い浮かべる方も多いでしょう。
が、しかし、だまされてはいけません。
カタカナではわかりませんが、英語で書くとAli'sなのです。
宿の主人は「モハンマド=アリ」という名前です。(笑)
ヒョロッとしたインド人です。
ところで、写真を添付してみました。
ようやく電話回線を確保できたもので・・・。
考えてみたら、インターネットカフェで電話線を借りればよかったのです。
なぜ、こんなに簡単なことが思いつかなかったのでしょう。
私の泊まっている宿は民宿というか海の家のようなところですが、
昼間はビーチ沿いにテクテク歩き隣の高級リゾートホテルのビーチで読書に励んでいます。
周りにいる日本人はまさか私が彼らの昼飯代よりも安い金額の宿に泊まっているとは思いもしないでしょう。
ビーチにはダースベーダーのような真っ黒な服装の女の人がいました。
このビーチは一応砂浜なのですが、遠浅ではなく近深です。
10m離れると足がつかない。しかも足の下はぬるぬる。
皆ビーチサイドで日光浴ばかりで海に入っている人はほとんどいない。(高級ホテルにはプールがある。)
海の中にいるのはジェットスキーの兄ちゃん達だけです。
ところで、マクドナルドのポップコーン屋というのを見つけたので写真添付しました。
私ははじめてみましたが、香港のクーロンにもあるそうです。
宿泊していた安宿はバトゥーフェリンギの安宿街の中にあります。
この周辺はインド人とマレー人ムスリムが多いです。レストランの経営者はインド人が多いです。
インド人は皆うるさい。「どこから来たのだ?」「どこに行くんだ?」「歳はいくつだ?」「結婚してるのか?ファミリーは?」etc、ひと通りの職務質問がすまないと独りにしてくれない。
そういえば、インドに行ったときもそうだった。インド人と一緒にいると疲れる・・・。
商売熱心だし・・・。
安宿街の入り口にあるレストランはお勧めです。
このあたりはリゾート地なので物価が高いが、この店はリーズナブル。
今朝、インドカリーとナン風のパンとアイスティーを頼んで1.6RIM。(3件隣でまずいチャーハンを食べると12RIMだぜぃ。)
店のオヤジが、「このカリーは辛いぜ!?」と言っていたがそれをチョイス。けっこうHOTでしたがうまかった。
周りの店が5〜10RIMぐらいの相場に対し、この店のメインディッシュは2〜3RIM。しかもうまいっ!
この店のメニューは麺類、ぶっ掛け飯、インド風カリー(ベジタブル、フィッシュ、チキン)等があります。
カリーもうまいが、ナンもうまい。
しかも焼きたて。
昼は閉まってしまいますが、夕方からまた営業開始するのでした。
夜になるとラーメン屋になる。(←夕方もラーメンはあるのだが・・・。)
鶏がらスープがなかなかうまい。
麺は3種類の中から選べる。
うどんとビーフンとラーメンの麺(イエローヌードル)です。
これもおかわりしたくなる味。
ラーメン 2RIM〜
カリー 0.8RIM〜
ぶっ掛け飯 2RIM〜
アイスティー 0.8RIM
ペナン島 Batu Ferringhi Ali's Guest Houseにて non AC room 40RM
7/22
昨夜マレー鉄道でタイまで移動してきました。
バスでのツアーはペナンからコパンガンまでで55RIM。バスツアーはフェリー料金(30RIM)も含む。
鉄道はバタワースからスラターニまで鉄道チケットのみで82RIM。(2等指定席です。)
私の乗る予定の時間の列車には3等自由席は連結されていませんでした。
ペナン島のバトゥーフェリンギのビーチから、バタワース行きのフェリーの出るジェッティーまではバスです。1.6RIM(タクシーだと約20RIM)
フェリーは行きは有料ですが、島から半島までの帰りは無料です。
行きはバスで橋を渡ってペナンまで来たのでなんだか得した気分。(といっても、橋は有料なのでそこで料金を取られているのだが・・・。)
バタワースは主要駅ではあるが、街は小さい。
とても小さい。
ネットカフェに行こうと思い駅員に聞くと「そんなものはないよ。田舎だからね。」と言われてしまった。
屋台村のようなマーケットがあるので本物とは到底思えないライチジュースを飲み、列車の発車まで時間をつぶす。
ここでバックパックの紐が切れて針仕事・・・。
持ってきてよかった針と糸。(←仕事の出張で中華系のホテルに泊まったときホテルに置いてあったのだった。)
列車での国境通過。
一人一人結構きちんとチェックしている。ただし、手荷物はノーチェック。
別にこれといった問題なし。
PM8:30頃から座席をベットに直してくれる。
眠ってしまうと降りそびれそうです。なにせ、スラターニ到着予定時刻は12:08ですから。(マレーシア時間だと01:08)
眠い眠い眠い。
タイのイミグレの横で買った弁当を食べる。(4RIM タイバーツだと40B)
腹いっぱいになるとよけい眠たい。
パイナップルなども売りに来る。食べまくり・・・。
到着予定時刻を1時間過ぎるが停まる気配無し。皆、周りは寝ている。あたりまえです、マレーシア時間で02:00なのだから。
鉄道係員(車掌?)も寝ている。
ウロウロしていると彼は目を覚まし、私の顔を見るなり「スラターニ?」と言っている。
一応、彼は私がスラターニで降りるということを覚えているようです。
そして「到着前に声をかけてくれ・・・。」と言っていたことを・・・。
しかし、列車は走りつづける。
タイ時間で01:10、別の係員が「後10分で着くぞ」と教えに来てくれる。
さすがタイの列車です。
01:40、ようやく到着。
知らない街に夜中に到着するとろくなことがない。
怪しい男が「街まで乗せていく」と言う。他にタクシーもトゥクトゥクもいない。
この男に頼るか、駅で野宿するかの選択肢。
結局この男を頼ることにする。
街まではなんと「50Bだ」という。いくらなんでも高すぎる。
しかし、街までどれぐらいの距離があるのかよくわからず、どれぐらい高いのかよくわからない。
「高い。まけろ。」といっても、「では乗るな」とつれない返事。
仕方なく乗り込む。
ホテル到着、02:40。
先日反省したばかりなのにまた、土曜の夜に国境を越えてしまいました。
両替屋が開いていない・・・。
バンコックなどの都市なら何とでもなるのに、小さな街なので何ともしがたい。
しかも、夜中の3:00である。
レートを聞くが、1万円→2000B だという。
えーかげんにせーよ。このクソ野郎。
10US$→350B というのもふざけているが、円よりましなので当座必要な分だけUS$20のみ両替する。
ムッカー。足元見やがって。
ホテルで翌朝10:00のフェリーを予約する。
宿は1泊310B Fan only with B/T
なんだかいいようにやられて腹が立つ。
今日、コパンガンに移動の予定です。
雨季が近づいてきていて1日に数回のスコールがあります。
街を歩いているときにスコールにあうと溺れそうになります。
というより、滝行のようで痛い。
部屋に電話はあるのですが、日本で言うところの黒電話です。
ドライバーで抉じ開けようにも机に固定してあって動かない。
実は黒電話対策として片側がモジュラージャック、反対側がミノムシクリップ2個というものを日本で自作して持っていったのでした。
とほほ
スラータニー インターネットカフェにて(3baht/2min minimum10baht)
ネットカフェで両替屋を聞くとすぐそばの旅行代理店で両替をしてくれるとのこと。
行ってみると 1万円→3400B でした。
一晩寝るだけでレートは倍近くなったのでした。
7/23
タイのコパンガンのハドリンイーストにいます。
日本人が多いかと思ったら、2人見かけただけです。
フルムーンパーティーまで10日もあるからでしょうか・・・。
(満月の夜に催されるお祭りパーティー。ゴアが有名です。でした?)
今日は天気も良く「真っ青な海と空、白い雲、煙一筋美しい」といったかんじの午後です、
小さな島ですが、何でもそろっています。
ネットカフェなんか10軒おきぐらいに建っています。
旅行会社、雑貨屋、食堂、両替屋、バーなどがぎっしり並んでいてかなり観光地化されています。
明日はおいしいオムレツを食わせる店があるというので行ってみようと思っています。
200バーツ(600円)のオンボロバンガローに泊まっていますがこの金額でもわりと快適です。
玄関先にはハンモックもありますし・・・。
さて、また、ゴロっとハンモックに横になって本でも読もうかな。
パンガンのバンガローの相場は150〜800Bぐらいです。
ビーチ沿いはバーやレストランが並んでいる。その裏手はみんなバンガロー。
ハンモックは備え付けのところもあるし、その辺のショップで売っている。
備え付けのものは古いものに注意。私は切れて落ちたことが2回ありました。いてて。
ところで、頭痛がするので薬局に薬を買いに行きました。(ハンモックから落ちて頭を打ったのとは関係ない。)
「むっちゃ痛いか?ちょっと痛いか?」と訊かれたので、「ちっと。。。」と答えるとタイにしては体にやさしそうな薬をくれました。(20B)
部屋の蚊帳が破れており、蚊に悩まされているので殺虫剤も買う。(60B)
日本の蚊取り線香はあまり効かない。
パンガンはなぜかこの時期、日本人は少ない。3泊して見かけたのは3組5名のみだった。
静かでよいことです。
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7/24
相変わらずコパンガンにいます。
最近読んでいる本で面白かったものを紹介します。
「ゴミ投資家のためのインターネット投資術入門」という本です。
ゴミ投資家とはすごい言い方ですが、ゴミ人間という意味ではありません。
銀行や証券会社に年間数万円の手数料しか払わない人をゴミ投資家というのだそうです。
この本は援助交際の論理などを例に取りながらわかりやすく資産運用管理の基本を説いた本です。
具体的には「ポートフォリオ選択の理論」「資本資産評価モデル(CAPM)」「算定評価理論(APT)」「デリバティブ理論」などをΣ(シグマ)や標準偏差などの計算はエクセル任せで人間様は膝組んで座って待ってるだけで答えが飛んでくるといったかんじで説明されています。
「投資ってゆとりがほしい人がするんだよ!」というコマーシャルを見てドキッとした方はぜひ読んでみてください。
最近見た目も汚くなってきているせいか、よく、現地人に間違われる。
ホテルのフロント脇のバーで飲んでいると、「部屋あるか?」と聞かれるし、ソンテウ(乗合トラック)で隣の席に座った日本人に話し掛けると驚かれたり・・・。
なんか、むかつく。
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7/25
日本を出て2週間が経とうとしています。
1枚しかない靴下は穴があき、2枚しかないTシャツはいずれも土色に変色してきました。
唯一のタオルも白地に紺のストライプだったのがカラフルになりつつあります。
ズボンを洗濯したいのですが、1枚しかないため今だ望みがかないません。
有名な沈没地コ・パンガンから脱出しバンコック行きのツアーバスに乗っています。
日本の旅行でもそうですが、自分で切符を手配して旅するよりパックツアーのほうが安いです。
それはココ、タイでも同じ。
コ・パンガンからバンコックまで、乗合タクシー、フェリー、
列車を乗り継いでいった場合は3等自由席で560B、2等指定席で700Bです。
しかし、バスツアーで行くと300Bです。
私はワッタイトラベルという会社のツアーでした。結構大手なのか、大勢人数がいました。
客さばきは上手です。
バスは2階建ての日本車のしかも新車です。
(バックするときは日本語で「バックします。ピー、ピー、バックします。」と音声が流れる。)
もちろんトイレ付で、ビデオはジャッキーチェンの映画をやってました。
シンガポール、マレーシア、タイと楽チンな旅をしてきたので、ここから先がつらそうです。
ルートとして、楽な国からだんだんハードな国というのは精神的につらいですね。
ハードな国からだんだん楽になるというほうがよいのですが、ベトナム、ラオス、
カンボジア、タイという順番のルート作りは無理ですし・・・。
(関空発着なら可能ですね。ラオス、カンボジア間は国境が開いてないですが
一度タイに抜ければ可能かな・・・。)
勉強不足ですね。現在は成田からもサイゴンに飛んでいるようです。
バンコックではカオザンあたりに宿を取ると沈没しそうなので、カンボジア大使館周辺に宿を取り、
ビザが取れ次第移動の予定です。
次の目的地はコ・サメット、チェンライ・コンポンソム(シアヌークビル)の予定です。
7/26
ようやく沈没島コ・パンガンを脱出してバンコックまで進んできました。
途中経過は「日記その12」に書いてありますが、まだ、私のパソコンの中に眠っています。
いつの日か電話付きの部屋に泊まって、しかも黒電話ではないモジュラージャックの電話で、
なおかつ交換手を通さないでダイレクトに外線を呼べる電話に出会ったときにお送りします。
今朝6時にバンコックにつき、午前中少し休んでからカンボジア大使館に行ってきました。
やられてしまいました。
ガイドブックに・・・。
どのガイドブックを見ても、午前中9時から12時、午後1時から5時までと書いてあるのですが、
入り口の張り紙には「ビザ欲しい奴は9時から11までの間にここへ並べ!」と書いてありました。
(そんなにぞんざいには書いてありませんが・・・。)
時計を見ると1時30分。
午後一番で来たつもりが、1日つぶれることになってしまいました。
うー予定がめちゃくちゃ。
明日コサメットに移動しようと思っていたのですが、
明後日以降にずれ込むことになってしまったのでした。
バンコックの町にいるとついついお金を使いすぎてしまいます。
うまいものが多いし、ビールも安いし・・・。
なにやら東京40度という情報が流れてきましたが、バンコックはそれほど暑くありません。
せいぜい33度ぐらいです。
湿度も少なめ・・・。
今日はちょっと贅沢して宿は380B!
たまにちょっといい宿に泊まると疲れが取れる。(←歳か。。。もうすぐ35になるのだった。)
水シャワーだけだとなんだか汚れが落ちてないような気がするのですがこういう宿にはバスタブもあるのでした。
しかも、ここは電話もあるし、プールもある。ははは。リゾートだ。
しかし、電話は交換手経由のためインターネットにはうまく接続できず・・・。(黒電話をこじ開けて接続したのに・・・。)
気を取り直してプールで泳ぐが、如何せん、一人ではつまらない。
夕方から飲みに行く。
ホテルはBTRのasokという駅のそばです。
このあたりは日本でいうキャバクラのような店が多い。
そのはずれにある、泊まっているホテルに近い酒屋がやっている汚い飲み屋に行ってみた。
奥は隣のキャバクラにつながっており、ガラス戸で仕切られている。
ガラス戸の奥ではビリヤード大会のビデオ(TV?)が流れていました。
ときおり、そのガラス戸からキャバクラのお姉ちゃんが顔を出し「○△□*×+!」と叫ぶと酒屋の女の子がキリンビールを冷蔵庫の奥から取り出してきます。
日本人の客でもきているのでしょう。
MIAMI Hotel 2soi13 Sukhumvit Rd.
with B/T&Tel 380B/1day
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7/27
バンコクのカオザンロードは日本人が多いです。
このストリートでは20人に1人ぐらいが日本人では?
ネットカフェも何処でも日本語入力が出来るので快適です。
競争が激しいため、1min/1B という値段もお手ごろ。
泊まろうと思っていたホテルが満室のため、空き待ちです。
12時チェックアウトなので、その頃行けば空いてるかも・・・。
昨日はガイドブックにしてやられたので、
(途中日本人に見せてもらったガイドブックは全てカンボジア大使館は9時から5時までと書いてあった。)
今日は朝からカンボジア大使館に行ってきました。
すると「夕方4時半から6時の間に取りに来い。気が向いたらそれまでに作っといてやる。」というお言葉。
げ。また来るの?
とほほ。
タクシーで往復する事考えたら旅行会社に頼んだ方が安かったかも。
バスで往復すれば安いですね。
しかし、カオザンから直行するバスはないので乗り換えなければなりません。
しかも渋滞しているのでいつ着くかわからない・・・。時は金なり。
7/30
タイのコ・サメットと言うところにきています。
この島から筏で漂流するとカンボジアにいけるらしいです。
(私はバスで行くつもりですが・・・。)
バンコックからは200Bのツアーを170Bに値切ってここまで来ました。
バンコクからバンペイまで約200km。4時間かかりました。このバンペイから船に乗り換えコサメットへ。
バンペイの旅行会社には注意。
コサメットでは公園税?が(50B)かかるのだが、このチケットを「行ってから買うと200Bするがここなら100Bだ。」といって売りつける。
ご丁寧にもチケットには200Bというハンコまで押してある念の入れよう・・・。
現地で買えば50Bです。
バスも船も日本人は私一人。他の外国人は欧米人カップルが4組だけ。
この船は日本の漁船を改造したもので、20人も乗ると満員です・・・。と、思っていたら40人ほど乗り込んで出発。
せ、せまい。
約1時間で到着。
港からはソンテウで各バンガローへ。(20B 距離による)
この島では午後5時から朝の10時までしか電気がきません。
昼間は扇風機も回らないので、みんな外にいます。
電話なんぞ臨むべくもない。
しかし海はきれいです。
コ・パンガンのように観光地化されていないだけ不便なのですが、
ウジャウジャ日本人がいるということもないです。(欧米人は結構います。)
気温は31度、湿度計は持ってきていないので計ってはいませんがかなり低いです。
(極彩色タオルや土色Tシャツが一晩で乾く。)
青い空、青い海、まっ白な砂浜に一人ぼっち。
周りの欧米人はほとんどがカップルで、ちらほら家族連れがいる程度です。
(バンコックの置屋から連れ出して来たような女の子を連れている欧米人が多いです。)
そういえば、アンコールワットのあるシェムリアップでも日本人旅行者(おとなしそうな日本人のお兄ちゃん)が
置屋の子(小中学生位の子)と旅している姿が多数見られました。
コ・サメットの美しいビーチに独りで来ている奴はあんまりいないのでした。
とほほ。
ビーチでは60%がカップル、10%が家族連れ、残りの30%は物売りかウェイターです。
物売りの方々はジュース屋、果物屋、タイマッサージ屋、ボディーペイント屋等がいらっしゃる。
ペナンではジェットスキーやパラセール、ヨットなどの勧誘が凄かったけど、ここは庶民的でよいかも・・・。
バックパッカーでも買えるものが多いのでした。
明日あたりチャンタブリーまで移動しようかな。
(ちなみにチャンタブリーは宝石の集積地です。)
私はもと宝石商なのでした・・・。
Tailand KhoSamed Seabreaze Cafe&Hotel
Bungalow with B/T non-AC Room 200B/day
この宿は200Bと300Bの部屋があるのですが、どちらも大差ないです。
どちらも、non AC with B/T で、壁が竹か木かの違いだけです。
7/30
今日はチャンタブリーまでの移動日です。
7:00起床、8:00出発、9:00に港を出発して、9:40バンペイ着。
数件の旅行会社を訪ねるが、ここからチャンタブリーまではタクシーで1000Bだという。
そんなばかな。必ずもっと安い方法があるはず。
フェリーのチケット売り場のお姉さんに訊くとRayongの街からバスがあるらしい。
Rayongまではソンテウで15B。
Rayongのバスターミナルで「チャンタブリーチャンタブリーっ」と、叫んでいると皆がバスに連れて行ってくれる。
ありがたし。
乗るとすぐ出発。韓国製の観光バスだ。10:10
チャンタブリーまで55B。
バスとソンテウで75Bのところ、タクシーだと1000Bか。
タイのチャンタブリの街に来ています。
ここからタイとはしばらくお別れなので、(カンボジア、ベトナム、中国、ラオスを周る予定)
少しよい宿に泊まっています。
だから、電話付っ!
ここは宝石の集積地でもあるので、この後うろついてみる予定です。
Thailand Chantaburi New Travellodge Hotel
AC TV TEL B/T within Room 680B/1day
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7/31
タイのチャンタブリー県では『GEM TV』というチャンネルがあります。
1日中ずっと宝石についてばかりやって・・・いるわけがありません。
が、半分ぐらいは宝石に関する番組です。
私が見ていたときだけでも、「虫入り琥珀を使った製品紹介」「お化けペンライトのような形の鑑別?器具」
「ワックスの違いと出来栄えについて」についてを各30分ぐらいの番組で放送していましたし、
宝石業界情報みたいな番組を頻繁にやっていました。
その他テレビでは「TVチャンピオン」や「メガレンジャー」(邦題ガオレンジャー)
などをやっていました。
邦題「ガオレンジャー」ではなく、邦題も「メガレンジャー」でした。「メガレンジャー」が終わったあと「ガオレンジャー」が始まったのでした。
コマーシャルではウルトラマンタロウやポケモンをやっており、ドラえもんも人気があるようです。
チャンネル数は約20程あり、カラオケチャンネル、映画チャンネル、動物番組チャンネルなどいろいろあります。
街にでるとさすが宝石の町、宝石店がかなりの数ありました。
問屋街がどこだかよくわかりませんでしたが(今回の旅ではガイドブックを1冊も持ってきていないし、
まだこの街の地図も手に入れていない)、小売店を覗いているとルース(裸石)を持ち込んでいる人を見かけました。
イエローサファイヤと思われる石を山ほど熱心に売り込んでいました。
ところで、地方都市は英語が通じない。
シンガポールやマレーシアではこちらのブロークンイングリッシュも先方の語学力でカバーしてもらっていたのですが、タイでは英語ができる人は少ない。
バンコク、サメット、パンガンなどの観光地や大都市では英語を話す人も多いが地方の街に来るとからっきしダメ。
バイクタクシーにバス停を説明するのに10分もかかってしまった。
「Bus terminal」「Bus stop」「Bus staition」など、言い方を変えても通じないものは通じない。
ホテルの守衛をまじえてあーでもない、こーでもない。
結局バスの絵まで描いてようやく通じる。
疲れた。
明日は今回の旅4番目の国「カンボジア」です。
Thailand Chantaburi New Travellodge Hotel
AC TV TEL B/T within Room 680B/1day←こんなに高いとこ泊まるのは最初で最後?
8/1
7月31日にようやくカンボジアに入国しました。
カンチャブリの街からトラート、ハートレックを抜けボーダーへ。
トラートの街にはバスターミナルはない。ちょっと大きめなバス停といった感じ。
この先はクロンヤイとハートレックという村があるだけだ。
クロンヤイ行きのバスを探しているとハートレック行きが見つかる。
ただし、ハートレックまで100B(クロンヤイまでは60B)という。
地元の人がこの金額を払っているので間違いないだろう。
ピンクの札を出してお釣りのない人はハートレック、お釣りを貰っているか、グリーンの札3枚を払う人はクロンヤイ。
前の席に座っているタイ人の女の子3人組はソニーのDVDのコンポカタログに見入っている。
14:05 定刻より10分早いが満席のため出発。
15:00 クロンヤイ到着。
街の直前に軍の検問がある。
国境(ボーダー)って日本人にとってはなじみが薄いせいか、なんだかドキドキするような感じがしませんか?
国境が近くなると軍の検問も多くなります。
AKを肩からかけた軍人3人がバスの中をうかがいます。
車の中をいちいち覗いてIDカードの掲示を求められます。
外国人はパスポートですが・・・。
乗り合わせたミニバス(トヨタの11人乗りバン)には善良そうな市民ばかりなので安心です。
前の席に乗っていた女の子3人組は2人途中で降りたので一人だけです。2列目は私と極悪顔の男と白い顔のちょっとオタク系のお兄ちゃん。オタク君はデパートの紙袋を抱えている。
3列目は夕刊紙を熟読いている若い男とずっと寝ているお父さん。
一人だけ極悪そうな顔をした人がいましたが、彼も問題なかったようです。
(そらそうです。彼はこれから家に帰るのですから・・・。)
国境まで行ったのは私だけでした。(他の人は途中で降りて家に帰った。)
到着と同時に人がむらがる。
青年がイミグレの場所を教えてくれる。
出入国書類、検疫書類を書かされる。先ほどの青年があれこれアドバイスしてくれるので手早く出入国手続きをすることができた。
(長い列に並ばなくてもカンボジア入国は横のドアからテーブルにパスポートを出せばよいとか・・・etc ただし出国は並ぶのだ。)
「ここのバイタクはボッテくるけど30B以上払う必要はない。」と言う。
こいつは何者だ?と思ったらゲストハウスの客引きらしい。
言っている事がまともなので付いて行くことにする。
国境のイミグレではよく言われている賄賂も要求されず、簡単に通過。
2年前にアランヤプラテート・ポイペト間を通過したときも賄賂は要求されませんでした。
(日頃の行ないですね。)
国境を抜けると船着場です。
このあたりはカルダモン山脈が海にせりだした形の地形になっています。
(料理もカルダモンをふんだんに使ったものが多い。余談。。。)
だからこの国境は入国すると船に乗ってココン島を経由してコンポンソム、
プノンペンに抜けるようになっているのでしょう。
後で島の住民に聞いたのですが、2年後には橋がかかり、バスでプノンペンまで行けるようになるらしいです。
そうすると、このあたりもビーチリゾートになったりして・・・。
(↑多分まだ10年近くかかると思いますが。)
いつものとおり、ココンについての情報は持っていないので先の青年にいろいろ教わる。
(今回のように数ヶ国をまわる時はガイドブックを持っていかない。なぜなら重いから。各町のネットカフェで次の街の情報を調べればたいていが事足りるのだった。そのために自分のホームページのトップに日本語IMEのダウンロードリンクと、日本語フォントを使わないPOPメールの表示サイトのリンクを置いている。余談。)
船着場のボートは1艘がUS$5だという。高い。
5人なら一人US$1だが、ひとりでUS$5払うのは馬鹿らしい。
誰か待つことにする。
こうした待ち時間にこの日記をノートに書いたりしているのだが、10人ほどのカンボジア人に囲まれて、あれこれ質問攻めにあう。
(インド人ほどではないが・・・。)
「どっから来た?」「何書いてんだ?」「それは何語だ?」「ザックについている袋に入っているマンゴスチンを1個くれ!」「その時計売らないか?」などなど。
「日本から来た」「日記を書いている」「日本語だ」「1個ならあげる」「時計は売らない」と答えながら時間をつぶすが、一向に誰もこない。
やむなく、US$5=200B払ってココン島に渡る。
島に渡ると例の青年のバイクで彼の宿へ。
「気に入らなきゃ、別のところに行ってもいいよ。」と言っている。
そういわれると彼のところに泊まろうという気になってくるのは不思議。
「部屋を見て決めてね。」だと。
あいにくシングルルームはうまっており、ツインのシングルユース。
non AC with B/T 200B ツインの部屋なのでちょっと高いが、そんなもんでしょ、と思いここに決める。
「このあとどうするんだ?」とさかんに訊いてくるので観光に行くことにする。
ルートは彼にお任せ。
と言っても狭い島の中、行ける所は限られている。
20分ほどバイクで走る。赤土だ。
デコボコの赤土道を見ると「あーカンボジアに帰って来たー」という気になる。
タイでは地方に行ってもアスファルトが多く土はあまり見えないものね。
そんなこんなな毎日を送っておりますが、いかがお過ごしでしょう?
お盆休みにカンボジアで大酒を飲む決心はついたでしょうか?
お盆休みにプノンペンで飲み会をしようというお誘いをしていたのでした・・・。
結局全員不参加のため流れましたが・・・。
Koh Kong Rasmey Buntham Guest House
non-AC with B/T Room 200B/1day
8/4
ココン島からシアヌークビル(コンポンソム)まで高速ボートで移動してきました。
この高速ボートがすごいの何の・・・。
200人乗りぐらいのボートとしては大きいものですが、
えらいスピードでカッ飛ぶのと風が強く波が高かったのです。
「飛ぶ」「落ちる」「波にはじかれる」の繰り返しです。
ちょうど後楽園の『バイキング』に乗った感じです。
これが約4時間。
ついた時にはみんな真っ白な顔をしていました。
私は漁船の上で読書をしても酔わないのですが、今回は膝がガクガクでした。
今日の教訓、「アジアの旅は若いうちに行けっ!」
この船は2階建ての20人乗り位で、料金はUS$15もする。
日給US$3〜5程度の給与水準のこの国でのUS$15は日本円だと4万円ぐらいの感覚。
出発を待つ船内ではkaraokeをやっている。
カンボジアでもカラオケが流行っているようだ。機能泊まっていた宿の隣の宿は「Karaoke
Guest House」と書いてあり、23:00頃まで下手な歌が聞こえていた。
7:40 出発して30分だが体が芯から冷えてきた。
東南アジアの乗り物はAC付の場合、強か、強強か、強強強の3種類しか設定がなく、たいては極強にしてある。
ムエタイじゃあるまいし、強ければよいというものではない。
長袖シャツとユナイテッドエアラインから借りてきたひざ掛け毛布(帰りの飛行機でちゃんと返しました。)はすぐ出せるところにおいてあるのだが、地元の人はなぜ寒くないのだろう。
アジアの七不思議の一つです。
でも、シアヌークビルの海は今回の旅の中で一番美しかったです。
『バイキング号』に4時間も乗ってられないという方は飛行機でも来られますよ。
2001.08.01 Cambodia Sihanouk Ville Ochheu Teal Beach APSARA Guest House
non-AC with B/T Room US$7 Victoria BeachよりOchheu Teal Beachの方がきれいです。
海岸まで徒歩2分の民宿にて。
8/5
プノンペンで現在ビザ待ち中です。
ラオスとベトナムのビザをここで申請しました。他の国で取るよりも安いので・・・。
プノンペンではいちばん有名な安宿のキャピトールゲストハウスに来ています。
世の中が2000年問題で大騒ぎしている頃、それも2000年のカウントダウンの瞬間も
このホテルに泊まっていました。
その頃の旅行者は欧米人バックパッカーか日本人ではちょっと危ない感じの人ばかりといった様子でしたが、
大分様子が違ってきているようです。
現在プノンペンホテルキャピトールは修学旅行状態になっています。
廊下で、日本人の男の子2人組が日本人の女の子2人組をナンパしてます。
ここのホテルだけで今日1日で5組7名の新しい日本人がチェックインしています。
たった1年半でこれだけの変化があるのですからカンボジアもどんどん変わっていくでしょう。
1階はレストランになっています。
このレストランの中には旅行会社も入っており、各種ツアーなども主催しています。ビザの取得代行もしています。
レストランには日本語情報ノート「俗物図鑑」が置いてあり、このノートを読むためだけに訪れる日本人も多いようです。
バイクタクシーの運ちゃんの日本語語学力の向上たるや目を見張るばかりです。
1999年暮れには日本語はほとんど通じなかったのが、
今回来てみると何人かは日本に留学経験があるみたいに上手な日本語を操っています。
(観光地にありがちなとっても怪しい雰囲気をかもし出す日本語ですが・・・。)
でも、わりといい奴もいます。
純朴なクメール人たちとの出会いの旅は(ケムール人ではありません)そう永いことできそうもないかもしれませんね。
どんどん観光地化されるコパンガンと同じ運命をたどりそうです。
Cambodia Phnom Penh AEo Rd. Capitol Guset House
non-AC with B/T 4US$/1day
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8/6
3週間ほど前に日本でもニュースになりましたがプノンペンでホテルの部屋が爆破されました。
泊まっているホテルから徒歩2分ぐらいなので、そこの写真を撮ってきました。
添付しようと思ったのですが、ホットメールサーバーの具合が悪いらしく、昨日から写真貼付がうまくいきません。
接続が細いせいもあるのでしょうか、「ホットメールサーバーの内部エラーです。
ご迷惑をおかけいたします。」の表示を何度見たことか・・・。
前回のメールの添付写真が開けなかった方はおしえてください。
(写真のみ不達の方も結構多かったようだったので・・・。)
ところで、昨日は射撃に行ってきました。
前回(1999年暮)に行ったときに自動小銃(AK47)や手榴弾は試してみたのですが、
対戦車ロケット砲を撃てなかったのが心残りだったもので、今回の再訪問です。
当時、対戦車ロケット砲(RPG)は「70US$」と言われ、そんな大金持っているはずもなく帰ってきたのですが、
今回はぜひこれを撃ってみようと期待していったのですが・・・。
なんとRPGは1発「200US$」に値上がりしていました。
今回も涙をのんでの帰国となりそうです。
う。う。う。
こんなことならもっと日本で稼いでおけばよかった・・・。
しかし、ロシア製のK50などを撃ってきました。
K50は口径は小さいですが、弾奏が円盤型をした連射式の銃です。
連射してもそれほど銃口が跳ね回ると言うこともなくわりとあたりました。
撃つことのできる銃種は年々増えているようです。
前回来た時に「40US$!」と言われて諦めた重機関銃は「100US$」となっていて、今回もパス。
やはり、「東南アジアは値上がりする前に行け!」です。
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8/7
あいかわらずプノンペンでビザ待ちです。
この街は現在、東南アジアでは一番ホットな町だと思います。
さまざまな意味で・・・。
こないだこの街のレストラン同士の喧嘩があったそうです。
片方の店が相手の店を潰す為に警察に袖の下を渡し、因縁を付けるようにお願いをしました。
早速次の夜警察軍が4人で武装してそのレストランに因縁を付けに行ったところ、
その店が雇っていたカンボジア軍兵士5名に返り討ちに遇ったらしいです。
(この話の真偽は定かではありませんが、妙にうなずけるのがカンボジアです。)
プノンペンは今日も雨。
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8/7
1泊4US$の安宿ではシーツを換えてもらうのも善し悪しです。
換えてもらったシーツ(毛布)に虫?がついていたらしく、足中虫刺され。
痒いよぉ。
虫除けは持ってきたが虫刺されの薬は持ってきていないのでした。
これから買いに行ってきます。
カンボジアの薬局の品揃えは世界中から届いた援助物資であふれています。
処方箋なしでも睡眠薬でもなんでも買えます。
「何瓶?」単位で買えるようです。
なんだか虫刺されの薬も強力なのがありそうです。
『痒い』という感覚は人間の感覚の中で一番つらいものがありますね。
まだ、『痛い』方がましな気がします。
プノンペンの市場は活気があります。
鮮魚コーナーの隣で電気製品を売っていたりしますが・・・。
肉、魚はわりと新鮮です。
肉は少し高級そうな店では(といっても泥道の上に木箱で作った店ですが)肉の上に肝を飾っておいてあります。
たぶん、鮮度を見るためのものでしょう。
魚は川魚が多いですが、海の魚も少しあります。
活きのよい魚は木箱の上で跳ねていました。
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8/8
プノンペンという街はそれほどボッタクリもなく、物価も安く生活しやすいので、
ついつい長居をしてしまいます。
と言うことで、まだ、プノンペンにいますが、
ようやく重い腰をあげて明日のサイゴン行きノバスの切符を買ってこようかと思っています。
あーサイゴンは世界有数のぼったくりシティーだったなぁ、と思うとまだ腰をあげられないでいます。
うだ。
うだ。
うだ。
うだ。
では、買ってきます。
8/9
今朝、プノンペンを出発し1日かけてサイゴンまで移動してきました。
たいした距離ではありませんが、道があまりよくないので1日がかりです。
昨夜キャピタルツアーにサイゴン行きを申し込んでおいたのです。
6:45 出発。
車は15人乗りのバンです。途中で食事をしながらの移動となります。
ボーダーまで問題なくすすむ。順調だ。
ベトナム側のボーダーの意味ぐれ係員はやる気無し。(社会主義の国に共通していえることですね。)
入国書類を貰うのに15分待たされ、記入後長い列に並ぶ。
欧米人は並んでいるが地元の人は並ばない。インド人ほどではないが窓口にむらがる。
前に並んでいるノルウェー人によると「笑顔で渡さないと受理してもらえないよ」と訳のわからないアドバイス。
その後、検疫で並び、カスタムチェックでまた並ぶ。
並んでばかりでディズニーランドに来たようだ。(当然楽しいアトラクションはないが・・・。)
全部で2時間。ようやく入国。
そこから「シンカフェ」のバスに乗り換え、3時間でサイゴン到着。
サイゴンの安宿街、フォングーラオエリアのシンカフェオフィス前に到着。
周りは安宿だらけの便利な場所です。
結局プノンペンには1週間滞在してしまいました。
この1週間で、銃声1回(一昨日の夜0時過ぎに拳銃<38口径?>と思われる銃声あり)、
停電1回(3〜4日ほど前に10分程度)だけでした。
思ったより過ごしやすかったというのが感想です。
(というより、今日、出発しなければ1ヵ月ぐらい滞在しそうでした。)
(飯が美味くて、物価も安い。)
先ほどサイゴンについて客引きのベトナムおばばに連れられて宿にチェックインしたのですが、
この宿は、今回の旅の中で一番気に入った宿になるかもしれません。
(知れませんというのはまだ夜を過ごしていないからですが・・・。)
シンカフェのバスが到着すると宿の客引きがむらがって来ます。
夜だし、雨降ってるし、客引きのベトナムおばばについて行く。
ベトナムおばばは一般的に最強の強引さを持ち、一度捕まえたら絶対に離さない世界最強のおばばです。
疲れきっていたので最初から白旗振ってついていきました。
が、「すぐそこだから自分で行って部屋見て来なっ!」だと・・・。
少々拍子抜けなのですが、行ってみるとよさそうです。
サイゴンはわりと宿の相場が高い。(4年程前にもサイゴンに来たことがあるが、宿はけっこうしたように思う。)
US$10程のところが多いのだ。が、しかし、ここはUS$3だという。
部屋を見ると広くて清潔。そして何より気に入ったのが街を見下ろすバルコニー。
シンカフェ前という立地条件なのでとっても便利。
そこでとりあえずチェックイン。
「連泊するからまけろ」といってもまけてくれません。
なので、一泊づつ払うことにする。(←めんどくさいけどなんかあったらすぐに宿が移れるので・・・。)
GFは画廊です。
人物画というか、SM的な絵ばかりです。
若い画家たち4人が絵を描いている。その後ろを通り奥の階段を上がる。
私の部屋は5階だが、GFがあるので日本式に数えると6階だ。
エレベーターはない。
油絵の具の香る宿・・・。
無免許のもぐりの宿ですが、シンカフェ(サイゴンでもっとも有名な旅行代理店)前の画廊の最上階です。
無免許ではなくちゃんと登録された宿でした・・・。失礼しました。m(__)m
シングルとしてはとても広く、勿論トイレとシャワー付き(残念ながら水シャワー)
部屋は清潔で安宿にはバスタオルや石鹸、トイレットペーパーなどがないところが多いですが、
ここはそれらを全て完備。
ベランダに出るとシンカフェが真下に見下ろせます。
夜はここに座っているだけでも飽きないかも・・・。
で、宿代は 1泊 3US$です。
うー。
沈没しそうです。
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8/10
一夜明けてみて、、、虫や怪獣や妖怪達は出ませんでした。
たいてい「安い」とか何かが極端な宿の場合はどこかに不具合があるものなのですが、
ここはそうでもありませんでした。
繁華街のど真ん中なのでうるさいと言えばうるさいですが、
日本式で数えると6階ですのでうるさいよりもよじ登るのが大変です。
昨夜はずっと安宿街の往来をバルコニー(ベランダ?)から眺めていました。
油絵の具の匂いの漂う宿っていうのもなかなかいいものですね。
今日はレンタサイクルを借りて銀行やら、必要品の購入などをしようと思っています。
(短パン、石鹸、歯磨き粉、など)
その後、電気屋街へ行ってみる。
地元の歌手のCDばかりであまり面白いものは見つからなかった。残念。
1日レンタルで8000〜10000VNDぐらいらしいので、
シクロに数回ボラレて乗ることを考えたらこちらの方が安いかも。
(ベトナムのぼったくりは世界有数です。)
博物館めぐりもチャリンコの方が楽チンです。
しかし、博物館の入場料は高い。
どこも外国人料金なのだ。大体どこも10000VNDはする。
結局、戦史博物館のみ見学する。
4年前に訪れた時は取引先の招待だった。その時にいくつかの博物館は見てまわったがどこもほとんど変わらないと思った。
だから一つ見れば十分。(人それぞれ関心の方向が違うので一概にいえないが・・・。)
Pham Ngu Lao Area Thanh Ngoc Hotel(画廊の屋根裏部屋にて)
non-AC with B/T Room 3US$/1day
8/11
カンボジア、ベトナムとともに、とってもリラックスしています。
特にベトナムはビールを何杯飲んだかわからないほど飲んでへべれけになっても1ドル足らずです。
こちらの物価に照らし合せてもビールは安いと思います。
レストランのビールは決して安くありません。ここでいっているビールとは「ビアホイ」のことです。樽に入れて路上で売っているやつです。
ここで余談ですが、「ビアホイ」とは中身は何のビールだかよくわかりませんが、ちょっと薄めのバドワイザーといった感じの味のビールです。
味は薄いのですが、なぜか酔っ払うのは速い。
飲みやすいので飲みすぎてしまう。
しかもベトナムは暑い。→二日酔いになるかと思うとそうでもない。といった、ビールです。
でも、なぜ欧米人は「ビアホイ」をあまり飲んでいないのでしょう?衛生面?地べたに座るのが嫌?
地べたに座って(ちゃんといすがあるところも多いが・・・)、飲んでいるのは地元のおっさんと日本人ばかりです。
地元のおっさんとコミュニケーションを図るにはもってこいのシチュエーションです。
私は地元のおっさんと何度か飲み比べをして、2勝0敗1引き分けでした。
さて、今日は今回の旅始まって初めてのツアーに参加してきました。
その名も「クチトンネル半日ツアー」です。
ベトナム戦争当時の蟻の巣のようになっていたベトコン地下基地トンネルの一部に入ることができ、
また、ブービートラップの実物とその使われ方などを説明してくれるものです。
ブービートラップは、想像するだけで痛そうなものばかり。
相手を確実に殺すものから、足だけにダメージを与えるものなど様々です。
わざと殺さずに後送させ、後方の軍医をはじめとする軍属にもじわじわとダメージを与える戦術
(ジャングル奥地から一人の兵を後送するのにどれだけの人の手が必要か?!)が想像でき、
とってもベトナムらしく思います。
朝8時半にホテルを出て帰ってきたのが3時でした。
この半日ツアーはシンカフェ(旅行代理店)主催で毎日出発、料金4US$(エアコン付観光バス)でした。
ベトナムにお越しの際はバカッ高い日本の旅行代理店のオプションツアーなど頼まず、シンカフェ、
あるいいはキムカフェのツアーをご利用ください。
申し込みは前日深夜までOK。
シンカフェは日本人スタッフ常駐。
オーストラリアではアクティブスタッフコーポレーションへ。
明日はメコンデルタツアーに行こうかなと思っています。
なんだか今回の旅であれほど嫌いだったベトナムがちょっと好きになりそうです。
8/12
今日はメコンデルタ1日ツアーに行ってきました。(サイゴンシンカフェ主催 7US$/1Day)
プノンペンやサイゴンで出会った旅人仲間と一緒だとまた今までとは違った雰囲気で面白いものです。
明日の夕方にはベトナムのリゾート地のニャチャンに向けて移動する予定です。
ここベトナムでは場所によっては米が3年で7回収穫が出来るそうです。
眺めていると、穂を金色に輝かせている田んぼの隣で田植えをしていたりします。
その隣の田んぼは緑色が美しい、なんて状態です。
ところで、PADIのダイビングライセンスが日本円で2万円ちょっとで取得出来るというので少し悩んでいます。
(オープンウォーターコース、含むのは講習料、レン
タル代、施設使用料、宿泊代、ライセンス申請料です。)
ダイビングライセンスをお持ちの方、情報を下さいな。
ちなみにショップはタイのバンコックで(一応PADI 5 STAR の店らしい)
講習開催地はコサメットです。
コサメットではなくコタオです。間違いです。m(__)m
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8/13
40US$やられました。
偽警官というか、引ったくりに・・・。
日本人3人とシクロマン3人とあれこれやり取りをしている隙に後ろからやってきた二人組にやられました。
取られたことより、幼稚な手にやられた自分に腹が立ってしかたありません。
あー情けなぁ。
今夜はニャチャンへの移動です。
ベトナムはだんだん雨季の真っ只中へと季節が移り変わりつつあります。
ここ数日毎日激しいスコールが降っています。
しかし、かたくなに雨具は帽子だけで頑張って(?)います。
8/16
昨夜ベトナムのリゾート地ニャチャンから移動してホイアンという街に来ています。
世界遺産に指定されている日本人も古くから住んでいた人のいる街です。
本当はその先のフエまで移動するつもりだったのですが、バスが遅れたためホイアンで足止めです。
カンボジア以降、こちらで知り合った日本人達と一緒に行動していたのですが、
「楽なのですが物足りない」という贅沢な感覚に襲われ、一人離脱しようと思ったのですが、
ホイアン組と合流です。
みな好い奴ですが、それぞれアクが強い奴ばかりです。
もともと一人で数ヶ月もアジアを旅している奴なんてアクの強い奴ばかりだからでしょう。
そのため、団体行動をしてもみんなバラバラ。
それはしょうがないですね。
予定を聞いても昨日まで「中国に行く。」といっていた奴が今日は「ハノイからビェンチェンに向かう。」
と言い出したり、すべての予定は未定です。
↑これは自分のことです。(まだ、自分の中では雲南省も捨てきれず・・・。)
今日は3人で部屋をシェアしているので5US$足らずでTV付の宿です。
こりゃお得。
(しかしホイアンは宿が高い!なるたけ早く脱出せねば・・・。)
Vietnam Hoi An Hotel Hoai Thanh
non-AC with B/T and TV room /1day /3persons = 16US$
8/18
フエまで移動してきました。
世界遺産の街ですが、ベトナムの観光はとってもお金がかかります。
物価は1日3食たべて食事代が1US$に満たないのに、博物館は1件1US$以上、
王宮などの遺跡は1件5US$以上。
(ちなみに宿代は1泊3US$前後なのにです。)
明日はチャリンコを借りて観光します。
とほほ。
サイゴンからニャチャン、ニャチャンからホイアンへ。
このあたりは印象が薄い。
プノンペンやサイゴンで知り合った他の日本人旅行者と一緒に団体旅行のような感じになってしまったからだろうか?
それもあるかもしれないが、自分でプランを組まずにツアーに参加していたからというのが一番大きな原因だろう。
ニャチャンはリゾート地、地元のお金持ちもいるが外国人も多い。
ビーチで言えば、ホイアンのビーチのほうが地元の人でにぎわっていた。
地元の人は出勤前に人泳ぎという人も多く、朝の6:30にはビーチはいっぱい。
ニャチャンでは4島めぐりツアーに参加。
たいして綺麗でもない4つの島をめぐり、フルーツを食べたり、ワインを飲んだり、シュノーケリングをしたり・・・。
食事や飲み物は普通の日本人から見るとチープなため、一般旅行者にはウケが悪い。
バックパッカーは皆うまいうまいと食べているが・・・。
ホイアンは小さな町なので自転車で十分見てまわれる。
昔、日本人町があったらしい。
古い街並みが世界遺産になっているが、写真として絵になるような建物が見当たらない。
街全体は埼玉の川越の蔵作りの街と大差ない。
この街もベトナムの歴史や建築物に特に興味のない人にとっては「見た。」というだけで十分かもしれない。
ところで、まだ手付かずの自然の残ったビーチリゾートをお探しの方にオススメな場所があります。
ベトナムの遺跡の街のホイアンから北にのぼりフエの手前までの区間はずっと美しいビーチです。
ほとんど人も居ませんでした。
(つまり何の施設もありませんが・・・。)
時期と時間によっては自分だけのビーチを満喫できるでしょう。
山がビーチにせり出している場所ですが、岩場あり、砂浜ありで楽しめると思います。
明後日ハノイに移動し、その後雲南省に向かう予定です。
ハノイで中国ビザを取らねば・・・。
(また、ビザ待ちです。)
Vietnam Hue City Binh Duong Hotel
non-AC room with B/T 12US$ / 1day (3 persons)
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8/18
手付かずの美しいビーチをお探しの方に朗報
ベトナム中部のダナンからフエまでの間には手付かずの美しいビーチがあります。
山が海にせりだしている地形なので、岩場あり、砂浜ありの複雑な地形です。
銀色の砂、抜けるような青い空とまっ白い入道雲、誰もいない海、そんなビーチがここにあります。
(ニャチャンやホイアンのビーチは観光地化されてしまっています。)
そんなこんなしながら世界遺産の街フエにやってきました。
この後はハノイを経て、「バックパッカーの桃源郷」といわれる大理を目指そうかと思っています。
「桃源郷」ってどんなところなんでしょう?
一度みてみたい。
Vietnam Hue City BINH DUONG HOTEL
non-AC without B/T 8persons share room 2US$ / 1day
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8/18
世界遺産の街フエにいます。
他の遺跡のある街にくらべてこの街は何かが違うと思っていたのですが、ようやくわかりました。
タイのアユタヤやカンボジアのアンコールワットなどはすべて遺跡だけ独立した場所にあるのですが、
このフエは遺跡(王宮)が街と一体化してるのです。
外堀の内側には街があり、みな、そこで生活をしています。
つまり、遺跡の中で生活しているのです。
だから、王宮の塀に洗濯物が干してあったりします。
なんだかのどかでよいです。
遺跡自体もミーソンの遺跡などとは作りも形も違っています。
ミーソンの遺跡はどちらかというとカンボジアのアンコールワットに似ています。
このフエの街はまったく違います。(あたりまえですね。作られた時代も背景も全然違いますから・・・。)
旅仲間ともはなれ、久しぶりに一人でうろうろした1日でした。
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8/19
今日の夕方フエを出発する。
今日は午前中「ドラゴンボート」という観光船に乗った。
US$2と安いツアーなのだが、5ヶ所まわる寺や遺跡にすべて入るとエントランスフィーのみでUS$20近くなる。
昼飯は船内で車座に座ってぶっ掛け飯を食べる。
隣に座ったイタリア人は箸の持ち方がわからず困っている。(フォークやスプーンはない。)
「手前の箸を固定して、人差し指と中指にはさんだ箸のみを動かして食べると使いやすいよ」と教えてあげると上手に使い始める。
(このオヤジとは後日、ハノイやサパーでも会うことになる。)
ハノイ行きのバスの時間が迫ってきたので、ツアーは途中で下船し宿でシャワーを浴びてバスへと急ぐ。
8/24
ハノイまでたどりつきました。
ハノイの町は池が多い。そこかしこに池がある。
道はわかりずらい。
斜めに交差している上に道が少しずつ曲がっているのだ。
また細い道も多い。
すでに5回以上「I'm Lost !!」になった。
月曜日に中国ビザの申請をし、今日(金曜日)出来上がる。US$40だ。
倍の値段を払うと2日でできる。US$100払うと即日交付だ。
わかりやすい。
こういうシステムはなぜか社会主義の国のほうがより資本主義的だ。
まぁいい。俺は1週間待った。
ようやく今夜、中国国境近くの避暑地、サパーに移動だ。
ハノイの街で面白い商売を見つけた。
空気入れ1本で商売をしている。
1回いくらぐらいなのだろう。
よくハノイは政治都市などとも言われているが、経済でも負けていない。
けっこう賑わっていました。
昨日は犬料理を食べてきました。
値段のわりにはたいしたことがないというのが感想です。
ハロン湾観光にもいってまいりました。
こちらはなかなかのもので、わずか14US$で1掃く2日5ツァーです。
もちろんきれいなホテルの宿泊代や美味しい食事の代金も込みです。
世界遺産のハロン湾をボートでクルージングし鍾乳洞見学。
そして素潜り。
自分で手配したのではとてもこの値段ではできません。
外国人はただでさえ高い値段をいわれますので。。。
ベトナムでは自分で旅行を手配するより安いツアーをさがして参加するほうが安いかも。
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8/24
今夜ハノイを移動し、中国国境近くの避暑地のサパーにローカル列車で移動します。
外国人がよく利用する寝台列車は席がいっぱいでした。
(ローカル電車は寝台列車の2/3の値段です)
ところで、ここハノイにはシンカフェという名前の旅行会社が50軒以上あります。
(シンカフェとはベトナムでもっとも有名な旅行会社です)
そこら辺の商店もバスチケットやらトレインチケットを扱うところは**シンカフェ**という表示をしています。
マークが少しだけ違っていたり、シンカフェという名前の前や後ろになにかついていたり・・・。
その9割が偽者です。
もし、偽者の店でサイゴンまでのストップオーバー可能のチケットを買うと、
最初の降車地から先は自分で手配せねばならなくなります。
(サイゴンまで乗り換え3回、約35時間、ローカルバスだと50時間以上。)
詐欺師はそこら辺にたくさんいます。
8/25
ベトナムの中国国境に程近い街、サパに来ています。
この街から西に約9km行くとベトナム最高峰のファン・シ・パン山があります。
サパはホアンリエンソン山脈の中の海抜1500mの避暑地です。
ハノイでは座っているだけであごから汗が滴り落ちていましたが、ここでは長袖でも肌寒いです。
この村は少数民族の集まるマーケットとしても知られていて、
土日となると民族衣装をまとったたくさんの少数民族の人達が集まります。
背中には大きな籠を背負い頭には赤や黒の頭巾(?)をかぶった女の子からおばさんが買い物に出かけてきます。
各民族ともにチームカラー?のようなものが決まっていて、赤の民族は赤ばかり、緑の民族は緑ばかりだ。
もちろん彼らは買い物をするだけでなく自分の作品(?)を売り歩きます。
美しい刺繍の入った小さな袋や衣類、笛や銀細工など様々なものを売っています。
黒い帽子の民像衣装のおばさんたちはタバコなどや喫煙具などを売っています。
マーケットでは揚げ餅やら焼きとうもろこしなどちょっとつまめるものをたくさん売っている。
ついつい、食べてしまい、あっという間に腹いっぱい。
ハノイのような都会と違い、のんびりしていていい。
ただ、日々天候は悪くなっていく。
これから本格的な雨季だ。
VietNam SaPa Son Ha Guest House
non-AC room with B/T 6US$ / 1day (2persons)
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8/26
今日はサパの町のマーケットで髪を切りました。
日本で髪を切ってから約2ヶ月、大分うっとおしくなってきたもので・・・。
野外の階段に作られた鏡と椅子だけの特設床屋。
少数民族の集まるサパマーケットの開いている土日だけの期間営業です。
「ベトナム風にしてくれっ!」という注文に床屋の主人はにっこり。
髪を切り、顔を剃り、口髭をカットし、入念な耳掻き付き。
料金についてはベトナムらしく紆余曲折があったものの20,000VNDの支払い。
(1US$=14,800VND))
ただし,顔を剃るときの石鹸を溶く水は屋根代わりのビニールシートに溜まった雨水ですし、
はさみを研ぐのは小石でゴリゴリです。
かみそりの刃は使い捨てのものでこれ見よがしに新品に換えていました。
(肝炎やらHIVやらが流行っている土地なので心配していましたが・・・。)
私はここ最近、日本人にみられないことが多くなってきたのですが、ますます怪しい男になってしまいました。
明日は中国への国境を越えて河口(ホウコウ)へ移動の予定です。
その後は昆明からいよいよ<桃源郷>大理へ移動予定です。
8/29
河口から昆明へ。朝から移動。
バス代100元、けっこう高い。
8:40 出発。 18:50到着。 文字で書くとたったの1行だが、実際は長い。
ちなみにバスは昼食付、水1本付。
昼食無料はよくわからなかったが、隣に座っていたオヤジが「飯を喰いに行こう」というのでついて行く。
トレーに定食を持ってきてくれ、食事をする。
食事が終わり、「俺はいくら払えばいい?」と訊いたら「いらんよ。バス代に込みだ。」と言っていた。
なんだ、それならおかわりすればよかった。なんてね。
昆明ではバス停からてくてく歩き「茶花賓館」へ。カタカナで言うと「カメリアホテル」だ。
多人房30元。
ホテル横のバーで遅い夕食。20:50
日本人は自分だけ。隣のニュージーランド人曰く、「有名な」写真家のスライドショーをするそうな。
待つ事10分。チベットあたりの写真だろうか?
人物写真が多い。
色のコントラストが独特。真っ青な空の下の赤い屋根とか、土色の荒野にたたずむ赤いポシェットを持った少女など。
15分で飽きてしまった。
茶花賓館 多人房 30元
8/31
8月31日現在、中国雲南省の大理に来ています。
大理石の取れるところで有名な場所です。
ベトナムの国境の街「サパ」や中国側国境の街「河口」で
それぞれ2泊ずつしたために少々予定より遅れた日程になっています。
大理は下関と古城に街が分かれています。バスのほとんどは下関に着きます。しかし、ゲストハウスの多くは古城にあるので到着するなりまた移動することになります。
古城まではバスで1.5元、タクシーだと9元位です。
なぜかこの時期大理ではそこかしこにとうもろこしの干したものが山となっています。収穫の時期なのでしょうか?
それにしてはみんな干してしまい、ポップコーンでも作るのでしょうか?それとも豊作の祈りに使うのかな?
今日はこの街の有名な観光地「三塔寺」に行ってきました。観光地の法則にぴったり一致したものでした。
つまり、一度行けば二度とは行かないものという意味です。
大理古城の街は以前は静かな街だったのでしょうが、
現在は観光地化も進みお土産屋や欧米人向けのカフェで賑わっています。
夜も1時頃まで店が開いており、便利といえば便利かもしれません。
宿泊代も安く、わずか10元程度でドミトリーなら宿泊できます。
(1元=約14円)
だからでしょうか、沈没者も多く、1ヶ月の滞在なんて言う人はざらです。
日本人も多いようですが、宿によるのか、私の周りには一人しかいません。
同宿の人は日本人の男の子一人、アジア系オーストラリア人の女の子2人、
国籍不明の女の子1人です。
(国籍不明の子は深夜遅く部屋に帰り、早朝出て行くので会話を交わしていません)
この後は「元陽」という街を経由して「シーサンパンナ」に抜けようと思います。
古城第四招待所 多人房 10元
9/1
中国雲南省の麗江という街に来ています。
景洪へ抜ける予定でしたが、土砂崩れで途中が通行止めのようです。と、いうことで、何日も大理でボケっとしていても退屈なので北上してみました。ここ、麗江は世界遺産の街です。
大理と麗江は同じくらいの標高で約2000m。しかし、山に囲まれているせいか麗江の方がかなり寒い。
途中、2400mの峠を越えるのですが、なぜか中国人は窓全開。寒くてこごえそう。
「我、寒、願、窓閉!」と紙に書き見せる。首を傾げて約1分。
窓を閉めてくれた。
文法的には滅茶苦茶でも通じればOK!
漢字は便利だ。
大理〜麗江はわずか4時間。ミニバスで35元。
麗江では古城青年旅館へ。
小野町のシンボルでもある水車の裏手だ。
旧市街の一番新市街寄りの便利な場所。
一泊20元、3人ドミトリー。
雲南の省都の昆明ではネットカフェを探すのにタクシーを乗り回し、
電脳街まで行ったものの結局日本語は使えないということがありましたが、
この街はネットカフェがあふれています。
今いるカフェは建物の2階で約50台ほどのコンピューターが置いてありますがなんと満席です。
(満席のため10分ほど待たされました。)
利用しているのは9割が地元の子供たちです。
ネットカフェがゲーセンになっているのはマレーシアと同じです。
1時間使ってもわずか3元なのでこういうことになってしまっているのでしょう。
3元でできること、買えるもの
ネットカフェ1時間
地元の中華食堂で食事
(ただし英語メニューのない店でおかずだけ<ご飯は1元ぐらい>)
トイレットペーパー1巻(最高級品)
公衆便所15回(1回2角)
ざくろ6個
中国雲南省麗江 古城国際青年旅館 多人房 15元/1日
Lijiang Ancient Town Youth Hostel N-21Room
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9/2
昨日は雲南省では盆の送り火の日でした。
麗江のいたるところを流れる水路にはローソクを乗せた小船が流されていました。
先祖供養のための紙で作った洋服やお金も燃やされていました。
やはり、中国は日本の兄弟のような国だなぁと感心させられます。
(文化的、民族的には兄貴分といったところでしょうか?)
ところで、世界遺産に登録されると街の人は様々な制約が課されるようです。
日本の重要文化財なども同じですが、建物の改装、改築、道路工事など
ユネスコの許可を取らないと勝手にはできないらしいです。
それどころか、ここ麗江は旧市街が世界遺産に登録されているので、
その中の商店などは店先に看板を出すことすら許されないそうです。
昨夜は日本料理店の店主と遅くまで飲んでいたもので・・・。
店主ではなく、その店を手伝っている方です。
どうしたら観光客を呼び込めるかと議論を交わしてしまいました。
世界遺産に登録されると観光客は激増しますが、暮らしにくくなることも多いそうです。
この街の中心は水車です。水車のあるあたりが中心で新市街と旧市街広がっています。
旧市街は斜面に広がっており、坂が多い。
そして、水路が多いです。
ところで、この麗江という街のみどころは郊外に多い。
軒並み20km以上離れています。これは個人旅行者にはちとつらい。
4500mの山までロープウェイで行けるのですが、天気が悪いのであまり景色は見えないとのこと。
国立公園の入場料とロープウェイ代、バス代でおよそ150元ほどかかる。迷った挙句にやめました。
150元って、円換算すればいくらでもないが、地元の感覚だとけっこうな金額だ。
この国に入り1週間ちょっとたつが、1元=US$1ぐらいの金銭感覚が地元の人の感覚に近いのでは?
肉まん5角、ラーメン3元、定食4〜8元。(しかも値段交渉がほとんどいらないのでとても楽。)
中国雲南省麗江古城青年旅館にて
Lijiang Old Town Guest House 20元/1day (3persons 1room)
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9/3
引き続き雲南省の麗江です。
今回の中国行きの目的の一つに「中国人を麻雀でへこます」というのがあったのですが、
昨日、実現できました。
レストランの2階で麻雀をやっていたので入れてもらい、半荘2回やってきました。
ルールは「ありあり」レートは1000点1元のウマが5−10。
赤ウーピンなしの役満賞は30元。
日本円にしたらたいしたことないですが、こちらの物価水準からすればそれなりのレートです。
(お土産屋の店員さんの給料が1ヶ月300元ぐらいですから。
それも1ヶ月28日ぐらい働いて・・・。)
メンバーが中国漢民族の王さん(このレストランの番頭さん)シンガポール在住の華僑のテリー(旅人)九州代表のNさん(このレストランの2階に住んでいる沈没組、日本人)四国代表のOさん(長期滞在の学者、日本人)そして関東代表の私(旅人)。
2抜けの5人麻雀でした。
結果は・・・。
名前 1回目 2回目 3回目
合計
テリー −8元 −12元 +72元 +52元
王 −37元 −8元 −−− −45元
Nさん +3元 −−− −12元 −9元
Oさん +42元 −28元 −20元
−6元
私 −−− +48元 −40元
+8元
出入りの多い麻雀ですが、シンガポール代表のテリーにやられてしまいました。
テリーは癖の強いかなり強引な麻雀を打つのですが、
彼のギャンブラー根性にやられてしまいました。
漢民族の王(ワン)さんは堅実な麻雀を目指しているようですが
闇テンにはほとんどノーガード。
とってもいい奴なのですが。
Nさんは私と同い年のおっさんで、こちらで日本語教室を数日後からはじめるそうな。
Oさんは雲南の少数民族について研究している大学院生。
そして私は通りすがりの旅人。
とりあえず、漢民族には勝ったから良しとしましょう。
ってかんじでした。
別に漢民族にそれほど深い恨みがあるわけではありませんが・・・。
数年前に上海に行った時にビール2杯で600ドルぐらい請求された
ぼったくりバーの恨みがあるぐらいかな・・・。
(その時持金は10ドルぐらいだったので実害はほとんどありませんでしたが。)
ただ、中国の旅行がきついとか言われているのは漢民族の性格によるところが
多いように思います。
おつりは投げるし、愛想は悪いし、割り込むし、トイレのドアはないし、
めんどくさくなるとすぐ「メイヨー」って言うし、サービス業でもサービス悪いし、
床は汚すし、手鼻はかむし、仲良くなるととってもいい奴が多いのですが・・・。
今日はこれからNさんの日本語教室のパソコンにマレーシアや
バンコクで買ったソフト各種をインストールしに行ってきます。
あとインターネットの接続設定などなど。
Nさんはパソコンが苦手らしいので・・・。
世話になっているので少しは役に立たねばね。
この後行ってみたのですが、Nさんは不在でした。結局御あい出来ずに現在まできてしまいました。
一期一会ですなぁ・・・。
今もメールのやり取りはありますが・・・。
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9/4
毎日雨が降っていますがどうやら道路事情はよくなっているようです。
明日は大理に戻り西双版納(シーサンパンナ)の景洪に移動しようかと思っています。
当初予定の9月7日のバンコク発には到底間に合いませんが・・・。
ここ、麗江から大理まではバスで4時間。
大理から景洪までは25時間ぐらい???
何やら20数時間で行くこともあれば30時間以上かかることもあるようです。
電車では2泊3日程度の移動はしたことがありますが、バスで20時間以上は初めてです。
バスは車内に2段ベットガついている寝台バス。
景洪にはネットカフェはあると思うのですが、その先は・・・。
しばらく音信不通になりそうです。
ところで、昨日タクシーに乗ったのですが・・・。
行きはメータータクシーだったのでメーターどおりの料金7元を払いました。
帰りも同じ道をタクシーに乗ったのですが、メーターがありません。
紙に「7元?」と書いてみせると「違う!!」と言います。
「行きは7元だったぞ!」と喚いていると彼は「6元だ。」と言っているようです。
メモ用紙を渡すと「6元」と書いてニコニコしています。
これがインドやベトナムならお土産屋かなにかに連れて行かれるところですが、
そんなこともなく目的地で降ろしてくれました。
さすが桃源郷の雲南省です。
結局、2元のチップを渡したので行きより高くついてしまいましたが・・・。
チップってねだられると払う気がしなくなるものですが、
このような場合は気持ちよく渡したくなります。
お互いに「謝謝!」と言い合い、タクシーを降りました。
また、中国(雲南省)が少し好きになりました。
9/7
秘境といわれる中国の西双版納(シーサンパンナ)の景洪にきています。
一昨日、麗江の街を出発して約4時間で大理。
そこで景洪行きのバスに乗り換えました。
出発後すぐにエンジントラブル。
約1時間で修理完了。
と、喜んでいるのも束の間、大渋滞です。
まったく動かないで1時間。
対向車はたまに走ってくるのでどうなっているのかと前を見にトボトボと歩いていくと、
30分ぐらい歩いたところから先が土砂崩れです。
このバスは外国人は私だけ。英語が話せる人は皆無。自分で見に行かないと状況がぜんぜんわからないのであった。
どうにか片側が通行できるようになっているのですが交通整理がいません。
譲り合って「片側 交互 通行」をすればよいのに、対向車だけの「片側通行」。
切符の窓口や銀行でも並ばない中国人に言っても無駄かもしれませんが・・・。
結局こちら側の車が動いたのが5時間後。
陸軍の車が到着し、交通整理を始めてからでした。
その間、アイスクリーム売りやカップラーメン売りのオバチャン達はけっこう商売になっていました。
麗江の宿を出てから景洪に到着するまで36時間。
(私にとってバスでは最長記録です。列車なら2〜3泊なんていうのもありますが・・・。)
バス3台の乗車時間は1台目4時間、2台目29時間、3台目30分でした。
少し道を譲り合うだけで4時間は節約できたでしょう。
またちょっとこの国が嫌いになりました。
ところで、中国の長距離バスは寝台バスも結構あります。
寝台といっても2段ベットを車内に固定しただけですが・・・。
この寝台バスにはなるべく知り合いと2人で乗りましょう。
なぜならシングルベットと同じぐらいのスペースに定員は2人だから。
相方が「臭いデブ親父」なんかだと最悪です。
一晩中、体のどこかが相方とぴったりとくっ付いているのです。
私の相方は中国少数民族の小姐だったのでよかった?のですが・・・。
(ということは相手にとっては「臭いデブ親父」とは私のこと?)
ま、その小姐は1日中ケラケラと笑っていたのでそれほど不快ではなかったと思いますが・・・。
(向日葵の種を食べながら・・・。)
それにしてもシングルベットに2名ずつは狭い。常に体の一部が触れている状態。
相方の女の子は口をあけて寝ているが、日本人的には落ち着かない。
しかも窓からは雨水が漏れていてびしょびしょ。
しかも真っ暗。
そして悪路。
段差を越えると一瞬全身が宙に浮く。
途中トイレ休憩で降りようと思うと座席下に置いてあった靴がない。
バスの乗客全員で探してくれて、振動で一番後ろまで飛ばされているのを発見してくれた。ありがたい。
飛ばされた靴はひまわりの種や果物の皮などでべたべた。
中国人はバスの中でも生ゴミを床に捨てるので・・・。
前のベットのおばちゃんがビニール袋をくれる。「靴はこれに入れときなっ!」と言っているようだ。
結局、到着は0:30。宿を出てから36時間。2台目のバスに乗ってから29時間。
まったく宿がわからないが持っていた地図に載っている宿へと向かう。
といっても、タクシーで。
中国なので、、、と値段交渉をしなかったのがうかつだった。
タクシーは普通初乗り7元だがこのタクシーはメーターがない。
数分の距離で、相手の言い値は20元。
10元だけ払い出て行く。
宿は2名ドミ。25元。先客の欧米人は寝ている。
疲れたけど、楽しいバスの旅でした。
(起きたら相方の欧米人はチェックアウトしていた。)
結局この宿に2泊した。
翌日はネットカフェ、銀行、Tシャツなどの買い物などの用事を済ませ、(←いいかげんシャツぐらい買わないと着るものがないのだ。)少数民族村を再現したという公園に行ってみる。
入場料は20元と書いてあるが10元でよいらしい。(夕方だからだろうか?)
15:40からちょうど少数民族Dance showが始まる。
再現された村々を見てまわり家路につく。
明日は中国ラオスの国境越えです。
また、土曜日に国境を越える馬鹿な私でした。
両替はどうしよう・・・・。
中国雲南省西双版納 景洪 にて
ここのドミは1泊25元もする・・・。
シングルユースだけど
9/8
朝9時ごろバスターミナルへ。
景洪の街を出て一路モンラー(←該当する漢字がパソコンでは表示できず・・・。)へ向けてバスに乗る。
と思ったら、景洪発11:30までバスがない。しまった。早起きをすべきだった。
モンラー到着17:30。
国境はこの先(バスで1時間)のモーハンなのだ。
話し掛けてきたシクロマンに「ボーダーは何時まで開いているのだ?」と訊くと「19:00まで開いているよ」という。
モーハンまで移動することにする。
この男とはこの後すったもんだしながらバスターミナルまでで6元も取られる。
モーハン行きのミニバスが「40元」という言い値。どう考えても高すぎる。
帰ろうとする素振りを見せながらあれこれ言っていると先のシクロマンの入れ知恵とわかる。
そいつを追っ払い、あらためてバスの運ちゃんと交渉すると15元。
モーハン到着17:00
ミニバスの隣の席の中国人ビジネスマンに訊くと「国境は17:30に閉まっている。」とのこと。
あのシクロマンにはことごとくやられた。
あー腹立つ。
肉まんを食べて気分を収める。
「地球の歩き方」には「モーハンの村にはほとんど外国人の宿泊する宿はないのでモンラーで宿泊するように・・・」などと書いてあった。
が、ここまで来て引き返すのは無駄だ。
宿を捜す。
といっても小さな村。1本の道の両脇に店が並び、15分も歩くと田園風景になってしまう。
その中に3〜4軒のゲストハウスを見つける。
一泊、25元、シングルルーム、TV付。
マンゴーとグレープフルーツを買い持ち金わずか7元。
夕食を食べに行く。
明日のテンソウ代2元を残さねば、と思いながらも「木耳炒肉」を注文。
「マイタン!」と会計を頼むと10元だそうな。高い。
地元の人も10元札や20元札で支払いをしているので嫌な予感はしていたのだが・・・。
バーツやドルは一切使用不可。
すったもんだしながら、7元で勘弁してくれた。m(__)m
しかし、持ち金0元。
この夜はデジカメが壊れる。
明日からははじめて行く国、ラオスだというのに・・・。(今回の旅のこれまでの6カ国は以前に訪問したことのある国ばかりだった。)
しかも、宿では深夜ファンが壊れる。
もともと首がひびだらけでグラグラしていたのだが、首振りにしていたところ深夜ガタンという音とともに首が落ちる。
やな感じ。
「こりゃ揉めるなぁ」と思ってはいたが、揉めに揉めました。
1時間半の怒鳴りあい。
一元も払うつもりはないが、先方の言い値は100元。
「元から割れていた。」と主張するが、声の大きさぐらいしか勝ち目がない。
そのうち宿泊客の一人が間に入り双方の言い分を聞いてくれる。(宿の人は英語が話せないので双方の言い分がお互い通じない。)
彼は前にこの部屋に泊まったことがあり、ファンが壊れかかっていたのを知っていた。
宿のお婆にそのことを伝え、間に入ってくれる。
最終的にはいくら壊れかかっていたとはいえ、止めを刺したということで20元を払うことになる。
まともなホテルなら客に負担させるべき金ではないのだが・・・。そのへんは安宿の悲しさ・・・。
しかし、元は1元たりとも持っていない。
$か、Bか、¥のみだ。
このレートでまた揉める。
割高ではあるが、140B(バーツ)を支払い、国境へ。
とりあえず、この場が収まったのでホッと胸をなぜおろすが悪夢は続くのであった・・・。
国境ではやみ両替屋がウロウロしている。
現地通貨を持っていないばっかりにひどい目にあっているので両替を試みる。
宿のお婆は US$1=8500kipと言っていたが多分に利益を折込済みと考えられるので9500kipで交渉。
9000kipで成立。あとで銀行で調べたら9200kipだったので、このレートはそれほど悪くもないが・・・。
最初はこのおばさん US$1=850kip だと言い張っていた。
ゼロが一つ足らないっちゅーの。
しかし、ここではもう一つの落とし穴に気がつかなかったのだ。
はじめてその国の通貨を持ったとき、その額面をいちいち確かめないといくらの札だかよくわからない。
しかも、受け取った札束の厚みが5cmもあったとしたらどうだろうか?
両替した金額は US$10 のみ。したがって、90000kipだ。
500kip札で180枚。
20枚ずつの束が9個。
最初に渡された束は20枚、次も20枚。次もある。その次も・・・。
しかし後半の5束は8枚から12枚ほどに抜かれており、それを受け取る頃には片手では持ちきれないほどの札束。
あとで宿についてからきちんと数えなおすと64000kipしかなかった。
やられたー。
ボーダーにはだまされてつれてこられるし、食堂では持ち金は足りないし、デジカメは壊れるし、ファンは壊れるし、両替ではこれだ。
多分この旅で最悪のツキのなさ。
ま、ここまで悪いことが続くとこれからは上り調子になるだろう。
おみくじで大凶をひいたようなもので、今が底、と考えることにする。
国境の街、ボーデンからウドンサイの街へ。
ガイドブックでは6000kipと書いてあるのを見せてもらったのだが、インフレの激しい国。
15000kipとなっていた。(地元の人も払っていたので間違いない。)
バスには日本人が一人乗っていた。
久々に現地人以外の外国人を見た。
でも疲れた。
9/10
ウドンサイの街に到着しました。
一昨日はこの旅始まって以来の最悪の日でした。
旅行者相手の詐欺士に騙されたり、デジタルカメラが壊れたり、泊まっているホテルの扇風機が壊れて弁償させられそうになったり、せっかくテレビ付の部屋に泊まってもずっと停電していたり、レストランで飯を食っても持ち金が足りなかったり・・・。
ま、いろいろあるから旅なのですが・・・。
ウドンサイという街は中国からラオスに入って5時間ぐらいバスで走ったところにある小さな街です。
歩いて30分もすると見るところがなくなるような小さな集落です。
したがって夜が長い。
ラオスという国はもともと夜が長い国のようですが・・・。
旅先で知り合った友と語り合う夜が長いのはよいことです。
旅先では日本にいると出会うことのない人達と話す機会が増えます。
こういう出会いが一人旅のよいところの一つです。
ところでこの国はまだまだネットカフェが高い。
ウドンサイではネットカフェ 500kip/min 毎分500kip札が消えていく。
レストランの夕食が5000kip〜6000kip(チャーハン)なので、10分でチャーハン1杯が消えていく計算です。
ホットメールはサーバーが遅いので、受信トレイを開くだけで5分ぐらいかかる。
メール配信と受信メールを読むだけで返事は一つも書けない。(日本語入力不可)
1時間で約US$3。
グローバルIMEをダウンロードしようかとも思ったが回線がのろく1時間はかかりそうなのでやめた。
俺の金でインストールしてやるなんて馬鹿らしい。
Laos Oudomxay twinroom wiht B/T 30000+kip / 2persons
Netcafe 500+kip / 1min
9/12
アメリカは映画のようなことになっていますね。
インドシナ半島の僻地にいてもネットにさえつなげれば
世界中のニュースの検索ができるのは便利なことです。
ここラオスではアメリカの首都が攻撃されようとまったくニュースにはなっていませんが・・・。
「イスラム原理主義者に報復を・・・。」
ところで、世界遺産の街、ルアンババンまで移動してきました。
他の世界遺産に比べてこの街はただの観光地といった印象です。
たしかに古い家は多いのですが、他の街と比べて取り立てて違うようには見えないのでが・・・。
ウドンサイからルアンババンまでのピックアップトラックは20000kip。
この国では運転手と交渉するのではなく、チケット売り場で切符を買ってバスやピックアップトラックに乗るのです。
値段がわかっているなら直接運転手に払ってもよいようですが・・・。
トラックはいつになっても発車しない。
乗客が満員にならないと発車しないのです。
したがって出発時間は不明。
すでに1時間たっていた。
トラックのすぐ前の屋台で寒天のようなものがあったので注文した。
何かをかけてくれる。(2000kip)
甘いものと思って口に入れてびっくり。辛かった。
アイスコーヒーはムチャクチャ甘い。
3時間半後、信じられない量の荷物と人数を載せて出発。
ウドンサイの街からここまでの移動のピックアップトラックはちとつらかった。
前半の2時間は砂利道の「いろは坂」、後半の3時間は平坦な道を80〜100km/hぐらいでカッ飛びます。
前半は地元の人のほぼ半数が車酔いです。
(外国人は私ともう一人の日本人だけ。他の14名は地元の人です。)
隣でも前でも真っ青な顔をして口を押さえています。
後ろの方ではおばちゃんがゲ〜ゲ〜やってます。
後半のもの凄いスピードには車内は快適そうですが、荷台の上は風圧で息もできない状態です。
しかも、息もできないような風圧を1時間も浴びていると寒くてガタガタ震えてきます。
(3時間ですが・・・。)
亜熱帯の国なのでみな地元の人でさえそれほどの防寒対策をしていない状態です。
たった5時間の移動と舐めてかかったのが失敗でした。
(バスなら楽勝なのですが・・・。)
着いたときは荷台の上の人は全員ヘロヘロ。
ある意味カンボジアのピックアップトラックよりきつかったです。
バスターミナルでトゥクトゥクに乗り換え街の中心へ。(5000kip 高い。)
どこだかよくわからない場所に降ろされたがそこはまさに街の中心であった。
RATTANA GUEST HOUSE
Photisarat Road.4/2 Ban Wat That Luang Prabang LAO.P.D.R
Twin Room-Singl Use without B/T 35000+kip/1day
NetCafe 350+kip/1min over30min 20%discount!
9/15
ルアンプラバンからヴィエンチェンまでの移動はバスでの移動でした。
朝9時30分の出発だというので、「大体11時前ぐらいかなぁ」と思いながら
気長に待っていると本当に9時30分に出発してしまった。
危うく乗り遅れそうになりながら周りを見渡すとまだ空席が10席ほどある。
なぜ、空席があるのに出発したのだろうか?
「客の入り具合」vs「定刻出発」のバトルではラオスでは「定刻出発」が勝ったのでした。
これが中国ならお客の入り具合が120%を超えないと絶対に出発しないでしょう。
ベトナムなら定刻どおりに出発するのですが、
途中でバスを小さいものに乗り換えるか他のバスと合流するでしょう。
タイだと?たぶん、定刻どおりに何故かちょうど満員で出発するでしょう。
それぞれ三者三様です。
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9/15
出会う国が違うと雰囲気も・・・。
旅先で出会う旅人たちも出会う国によって違う気がします。
中国で出会う旅人は、インドで出会う人に似ていてちょっと理屈っぽい人が多い気がする。
タイの島やベトナムなどの暑くてのんびりした国で出会う人たちはマイペンライな人が多いかな。
マイペンライな人と同じ比率でイスラエル人も増えるが・・・。
Where did you come from ?
「イスラエルゥッ!」
って声をそろえて言うのは彼らのプライドなのでしょうか?
旅行者に占める彼らの割合が増えるにしたがって
街は夜遅くまでやっている便利な街となるのはなぜなのでしょう?
彼らのまわりに笑いは絶えない、かわりに怪我人も絶えないが・・・。
9/16
タイのラオス国境の街ノンカイにいます。
タイ東北線の北の終着駅です。
(北の終着駅というと吹雪のイメージがありますが、ここはもちろん暑いです。)
国境の町にありがちな猥雑さはなくメコン川沿いにあるほのぼのとした集落です。
これといった遺跡などはありませんが、赤茶色のメコンの流れを見ているだけで
何故か贅沢な気持ちになれるのが不思議です。
メコンゲストハウスの斜め前のシェイク屋兼ハンバーガー屋のハンバーガーはあなどれません。
ハンバーガーも美味いですが、ホットドックも相当美味い。
もちろんシェイクも、う・ま・い。
ちょっと高いけど・・・。(40〜60Bシェイクは20B)
今日1日で、各種シェイク3杯、ホットドック2個、ハンバーガー1個食べてしまいました。
それぞれボリュームはスゴイのだけども・・・。(2時間おきに3回食べた・・・。)
星がよく観える村「ノンカイ」にて
Mut Mee Guest House
111/4 Kaeworawut Road, Amphur Muang, Nong Khai
Single Room without B/T 110B / 1day
9/19
タイのタオ島に来ています。
ノンカイから夜行列車でバンコクに戻り、
死体博物館を見てパンティッププラザで買い物をしてタオ島まで来ました。
死体博物館は、カオザン(バンコクの安宿街)から渡し舟を渡ってすぐのところの病院に併設されている博物館です。
なぜか、「ロンプラ」には載っておらず、「歩き方」には載っているので日本人ばかりです。
さまざまな事故や病気でなくなった方のパーツや写真などが展示してあります。
パンティッププラザはミニ秋葉原といった建物で、コピーソフトやMP3などのCDを安く売っています。
もちろん各種コンピュータ関係のハードも売っていますが、これはそれほど安くありません。
私は「WindowsXP」を130Bでつい買ってしまいました。(英語版)(1B=約3円)
これに似た街がバンコクにもう一つあり、そこの方が安いという情報もあるのですが、
どなたか詳しくご存知の方は教えて下さい。
9/20
タイのタオ島で今日からダイビングライセンスの講習を受けています。
何の趣味でも一緒ですが最初のコースは勉強ばかりです。
青い空の下、なぜか日々勉強しています。
ダイビングの講習が終わったら有名な「キノコオムレツ」を食べに行ってみようと思います。
オムレツ料理は料理の基本ともいわれていますが、このタオ島のオムレツはどうでしょうか??
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9/23
今日オープンウォーターコース(スキューバダイビングの初心者講習)が終わりました。
青い空、白い雲、エメラルドグリーン?の海での実習はとても楽しいものです。
昨日はたくさんのチョウチョウウオやタツノオトシゴ、ウミテングなんていうのもいました。
今日はブルースポッテッドスティングレー(エイの一種)やハリセンボンなどが、
たくさんのチョウチョウウオやクマノミと一緒に見ることができました。
タオ島は隣のサムイ島に空港があるのでアクセスは便利です。
1週間の休みでも十分楽しめます。
費用も講習料、器材レンタル、保険料、講習中のバンガロー代まで入って2万数千円です。
日本人経営ですのでもちろん講習も日本語です。
日本人インストラクターがついてこの値段ならオススメです。
ぜひ、お試しを・・・。
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9/25
帰国日が決まりました。
10月1日帰国予定です。
結局当初予定より約1ヶ月遅い帰国となってしまいました。
タオ島では毎日ダイビングしまくりの「キリギリスな私」なのですが、
どうやら帰国後は「アリンコな私」として働くようです。
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9/26
相変わらずタイのコタオにいます。
今朝、水深30m付近で体長3mぐらいのサメに会いました。
手にカメラを持っているのも忘れて眺めてしまいました。
ということで「証拠写真」はありません。
その後体長50cmぐらいのフグにも遭遇しました。
あのフグは食べられるのだろうか?
体長50cmもあれば20人前ぐらいフグ刺しが作れそうです。
今日はこのあとナイトダイビングです。
夜潜るのは始めてなのでちょっと緊張です。
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9/27
まだ、タオ島にいます。
今朝のダイビングではイソギンチャクとウニに刺されてしまいました。
インストラクターいわく、
「ウニは人間の事は刺しません。
もし、刺された時はウニが刺したのではなく、人間からウニの方に向かって刺されに行ったのでしょう。」
だそうです。
言われてみれば、ウニは人間の事を刺しには来ませんね。
ウニが水中でどっかから「ぴゅー」って飛んできたら恐いけど・・・。
「あっ!痛てっ!」と指を見たら深緑色の煙が出ていました。
私はいちおう普通の人間なので血の色は赤なのですが、
海の底では血は緑色に見えるので驚きます。
(学科の時間に話は聞いていましたが、いざ、自分で見てみると驚きます。)
今日のバディーは日本人のお医者さんだったのですが、
彼は私を見てただひたすらに笑っていました。
おーい、バディーなら助けろよー。
せめて、消毒ぐらいしてくれー。
昨夜はうねりが高くナイトダイビングは中止だったので今日これから行ってきます。
夜の海ってどんなでしょう?
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9/30
ナイトダイビングしてきました。
エイ(ブルースポッテッドスティングレー)やたれパンダのような魚(ヒトズラハリセンボン)、
人のことを攻撃してくるトリガーフィッシュなども見られました。
何より驚いたのは「夜光虫」。
何もない海の中で明かりを消してまわりの水をかき回すと・・・。
あちこちできらきらとした光がスパークします。
ここコタオに限らず、世界中の海で見られるそうです。
(瀬戸内海でも千葉の海でも、どこにでもいるらしいのですが、私は知りませんでした。)
夜、マスクとシュノーケルをして、近くの海で試してみてください。
とってもきれいです。
9/30
昨夜バンコクに移動してきました。
が、途中のバスで大変なことがおきてしまいました。
長距離バスはトイレ休憩や食事休憩を途中で取るのですが、
その時にバスにおいていかれてしまったのです。
欧米人の多いバスでは
「あれ?あの髭をはやしたバイタク帽をかぶったジャパーニーがいないぞ!」とかと、
誰かが言ってくれるのでよいのですが、なぜかあいにく地元の人ばかり。
英語を話せる人がまわりにいなかったこともあり、
また、疲れていたこともあり(移動の日の午前中にタンク2本分潜っている)
バスに乗り込むなりすぐに眠ってしまいました。
ふと起きるとバスはドライブインで停まっています。
これ幸いとトイレに行くと・・・。
出て来た時にはバスはUターン中。
慌てて追いかけ車体を手でたたくも運転手は気がつかず。
(おーい、運転手! Uターンの時ぐらいはミラーを見なさいっ!)
排気ガスを巻き上げながらバスは行ってしまったのでした。
ここがどこだかもわからない場所に荷物もなく手ぶらで一人ぼっち。
時間は夜中の1時。
とりあえず、ドライブインのおばちゃんに助けを求めると、どこかに電話してくれています。
英語が通じない(自分自身もたいしてしゃべれないけど、
飢え死にしないぐらいの会話なら何とか・・・。)ので詳細がわからないけど、
手招きされるままについていく。
道路に出ると1台のトラックが登場。
そのトラックがバスを追いかけてくれるらしい。
「100Bだがいいか?」ほかに手はない。
(ちなみにチュンポン〜バンコクまでの夜間高速ACバス代が210B。)
バンコクに移動するだけなら他にいくらでも手があるのですが、
バスに乗せてある荷物を回収せねばならないのでした。
ここから追跡劇が開始されたのでした。
時速140kmぐらいでバスを猛追撃。
すでにバスが行ってしまってから10分ほどが経過しています。
途中片側1車線になるところもハザードランプをつけっぱなしで、
パッシングしまくりで対向車線を猛突進。
(ちなみにシートベルトは故障していました。)
運転手はアクセル踏みっぱなしで巧みにギヤを変え、
急ブレーキと急コーナーではタイヤの悲鳴を聞きながらのドライブ?です。
約30分間の追跡の結果、50kmほど離れた場所でバスを発見。
途中、数回、死にそうななりながらも、巧みなドライビングテクニック?で
切り抜けた運転手に150Bを支払い無事バスに戻ることができました。
追跡途中はベトナムで見た交通事故現場の映像が動画カラーで頭の中で何度も上映されていました。
やはり、置いていかれないためには、周りの人に自分の存在をアピールしておく、
特に運転手に存在をアピールしておく、運転手と一緒に飯を食う、トイレなどに行く時は
他の乗客に荷物を見ていてくれるように頼んでおく、などの対策が必要でしょうか?
ところで、「トラベル」の語源は「トラブル」だそうです。
カオザントラベラーズロッジにて
1day/1person without B/T room 160B
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10/3
相変わらずバンコクにいます。
今日はマーケットをぶらぶらしていたのですが、タイ人の商売熱心さに脱帽しました。
先日のテロからまだそれほどたっていないのに、もう「テロネタ」のTシャツを売っていました。
Tシャツの正面が「ビルにジャンボ機が衝突した瞬間」の画像、
裏は「暗黒の火曜日・・・」といった英文の文字が書かれていました。
1枚150B。普通のTシャツよりはちょっと高めです。
そんなシャツを今着ています。
このあとは旅の最後の晩餐です。
どこで何、喰お?
10/3
ようやく日本に帰ってきました。
終わっていみれば早いものであっという間の3ヶ月でした。
7月の上旬に日本を出発し、シンガポール、マレーシア、タイ、
カンボジア、ベトナム、中国、ラオスを経てまたタイへ。
バスと電車の旅でした。
今回の旅の間ずっと考えていたのは「お金って何?」ということでした。
今年2月に9年半勤めていた宝飾品メーカーを辞め、
退職金と失業保険での生活だったからなおさらかもしれませんが、
この3ヶ月いろんなことを考えました。
お金とは、自分の選択肢を増やし、時間を増やしてくれるものではないでしょうか?
お金の使い道は人それぞれです。
もちろんそれでよいと思います。
お金というものはなくても幸せはあるかもしれません。
しかし、お金のある状態での不幸に比べるとお金のない時の不幸は地獄です。
お金を利用することはとっても有益ですが、お金に振り回されるのは意味のないことです。
「いつ何が起こるかわからないので・・・」という理由であてのない貯金を延々と続けるより、
「この生活ではいくらの備えが必要か」を見極めることの方が大事であり、
お金を使うことによって余裕ができた時間をいかに有効に使うかがより重要なのではないでしょうか?
世界中の多くの国に比べて、日本はキチガイのように働かないと普通の生活ができない国です。
世界の常識?(欧米諸国の常識)で考えたなら
「ワーカーホリック」というレベルで働かないと日本では普通の人になれません。
この旅の間、様々な国の人々と会い、話し、自分なりに考えてきました。
ポートフォリオ選択の理論やら現代投資手法、世界の金持ちの著書などいくつかの本も旅の間に読みましたが、
今、現在の自分にとっての最良の投資方法はどうやら「働くこと」のようです。
ただ、お金の増やし方、使い方については少し賢くなった気がします。
お金とは、自分の選択肢を増やし、時間を有効に使うためにあるものだと思うからです。
UA876便 Bangkok発Tokyo行 機内にて
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