国名 | 中華人民共和国・雲南省 |
人口 | 4041万5000人 (96年)<省人口> |
省都 | 昆明 |
面積 | 38万5千平方キロメートル <省面積> |
民族 | 漢民族65%、25の少数民族 |
宗教 | 仏教、道教、儒教など |
言語 | 中国語(雲南方言)英語はほとんど通じないが普通語(北京語)はもちろん通じる。 |
時差 | 日本−1h |
通貨 | 1元=約16円 (99年6月) |
物価 | 中国内のほかの都市と比べてもかなり安い。 省都の昆明は比較的高いが、他の街はお安い。 昆明のドミ(多人房)で30元、ツインで150元。 他の街ならドミ15元、ツイン50元ぐらい。 |
電気 | 220V、50Hz プラグはCが多い |
味 | あたりまえだが、中華料理。 中でも四川料理が多い。(辛いものが不得意の人はちょっとつらいかも) と、いっても、昆明などの都市なら世界中の料理が食べられるし、田舎町でも辛くない食べ物もいっぱいあるので大丈夫。 いわゆる広東料理や、その土地の料理が楽しめる。 私は辛いもの好きなので、「麻婆豆腐」や「坦々麺」ばかり食べていた。日本の四川料理と違い、唐辛子だけでなく山椒をふんだんに使っているところがいいのだ。 中国では、「足が4本あるもので食べないのはテーブルだけだ」と言われていますが、景洪のマーケットの奥のほうで犬の丸焼きを作っているのを目撃。まんまのかたちで焼かれていた。 私はハノイで犬料理は食べたことがあるが、あまり美味いものでもなかった。(大体、雑食の動物で美味いものは少ない。) |
お国柄 | 漢民族に辟易した方でも雲南に訪れると認識が変わったという人が多い。 ここ、雲南ではお釣りは投げないし、怒ったような広東語や北京語で怒鳴られることも少ない。 穏やかで控えめな印象が強い。 |
移動の足 | 昆明までは日本から直行便の飛行機が飛んでいる。 省内の移動は鉄道かバスが一般的。鉄道は主要都市間を結ぶのみで地方路線はないに等しい。 バスは重要な移動手段となる。 しかし、雨季のバスでの移動は時間にかなり余裕を見ておかないと予定通りの移動は難しい。道路事情も悪く、土砂崩れも多い。4〜5時間の遅れなどあたりまえ。場合によっては10時間ぐらい平気で遅れる。 長距離の移動では食料や水を持って乗車しよう。(途中でも購入できるが・・・。) 土砂崩れで5時間バスに缶詰になったときはどこからともなく物売りが現れ、カップラーメンなどを売っていた。(もちろんお湯も持って現れる!)その他、果物やアイスキャンディーなども売っていた。 長距離の移動は昼間移動するか、寝台バスでの移動となる。寝台バスは写真のとおり。隣にくさいデブオヤジが来たら最悪。(笑)(俺のことか?) |
個人的感想 | 中国の中ではダントツに好きな場所です。(と、言っても中国では上海と香港マカオぐらいしかいったことがないのですが・・・。) 何しろ、人々がやさしい。漢民族のようにギスギスしていない。怒鳴らないしお釣りを投げない。 でも、足元に生ゴミは捨てる。(笑) 観光地も多いし、料理も美味いし、物価も安い。 雲南省には日本人沈没者も多いのもうなずける。 標高が高いとちょっと気候は厳しくなるけどね・・・。 河口、昆明、大理、麗江、景洪、モーハンなどを訪れて、それぞれの街によさがあるが一番気に入ったのは麗江。旧市街全体が世界遺産に指定されている土地で、観光客が多いのだが、のんびりした街。 大理の街も情緒たっぷりでよい。 馬車なんかも走っていたりするところは観光客向けだが。 この街はやたらと日本食が多い。しかし、他の都市に比べ日本食が安くてうまい。カツ丼なんて、ちゃんとしたカツ丼でした。??? 昆明は大都市すぎて、雲南らしく?ない。 大都市がよければ、香港や上海に行けばよいのでは?と思ってしまう。(ただ単に昆明の良さを知らないだけかもしれないが・・・。) ま、ここに書いている文章はあくまで主観的な意見で、反対の意見も多いかもしれませんがそんなことは知ったこっちゃないのです・・・。 河口(ほーこー)の街もこじんまりしていてよい。ベトナムの文化が色濃く、うまい具合に中国文化と交じり合っている。(ベトナム自体が強く中国の影響を受けてはいるが・・・。) ベトナム市場(2Fは床屋街となっていて40元程度)に行くとそこはリトルサイゴン。(って、ちょっと違うな。) 大理や麗江あたりだと、安宿の庭先にギザギザの葉っぱが生えていたりすることもある。 西双版納に行くといい意味でも悪い意味でも何にもない。 少数民族に興味のある人や、自然に興味がないとつらいかもしれない。 最後の秘境、と言われても、景洪などの都市には外国人も多い。(もちろん少し離れた地方に行けば外国人は自分だけという街もたくさんある。) ベトナム国境やラオス国境は現在では大分治安もよくなってきている。 ミャンマー側の国境は今でも山賊が出るので注意が必要。 |