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引っ越しするのよ

  • 2006/01/01 04:11
  • カテゴリー:与太話

Tue, 16 Nov 2004 23:50:27 +0900

私は今回で7度目の引越しになります。

想えば、初めての引越しは小学校3年生の時。
東京から埼玉県へと、引っ越してきました。
最初は転校生ということで、ずいぶんと、いじめられたのを覚えています。
「ビーバー」というあだ名をつけてくれたのも、転校してきて最初の担任です。

次の引越しは、高校を卒業すると同時に新聞屋の住み込みへ。
その後、契約が切れる1年後に実家に帰り、その翌年は、晴れて一人暮らし。

しかし、このアパートが、今、思い出しても笑える。
外壁はピンクのパステルカラーに塗られたその建物は築40年ほど。
部屋は5畳一間の洋室なのですが。。。

小さな窓があるこの部屋には、たった1畳だけタタミが埋め込んであり、その上には小さなちゃぶ台。
隣にはシングルとセミダブルの中間ぐらいの木製のベットが床から生えています。
やたらしっかりとした作りのベットは存在感充分。
部屋にあるのは、ベットとタタミの他は、奥の方にあるちっちゃな洗面台だけ。

なぜならここは数十年前はいわゆる「ちょんの間」の部屋。
(意味のわからない人はお父さんに聞いてください。)

その後、引っ越した先は、競馬場前のラーメン屋の2階。
玄関脇のトイレの窓を開けると鍵がぶら下がっており、私が不在でも、誰でも入れるようにしてあった。
大学は「夜間部」だったので、昼夜共に忙しかったのですが、家に帰ると誰かが私の部屋で博打を打っている。
麻雀やっているか、ファミスタ87で賭けているか?
(江川のカーブは凄かったし、ライアンの剛速球も打てなかった。)

一晩で、今となっては二束三文の電話加入権(当時72.800円)の所有権が動いたりしていたものです。
この博打で大学を中退しちゃった奴もいましたっけ。

東京競馬場前のボロアパートですから、金曜と土曜の夜には各自競馬新聞を持ち寄り合宿です。
(勝馬や競馬エイトなどより私はトータライザーという競馬新聞が好きでした。)

ここに10年住み、この家賃3万6畳一間トイレ付のボロアパートを出るときには東京都から90万円程もらいました。
府中街道の拡幅に伴う立退き料として。
こんなことをしているから、財政は良くならないのですねー。

その後、念願の風呂付の部屋に引っ越してきました。
府中のアパートに住んでいた頃は、度重なる銭湯の廃業で、車で風呂に入りに行ってましたから。冬はつらいんですよねー。

そして、今回の引越し。
指折り数えてみると、今のマンションにも10年近く住みました。
ちょっぴりづつですが、生活は向上しているような気がします。

今度の部屋では何が待っているのだろう。

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