日本の民法って異常なのよ?
- 2006/01/01 02:11
- カテゴリー:法律
Wed, 27 Nov 2002 02:35:51
最近、いまさらながら法律の勉強なんぞをしています。
当然、学校の教科書になりそうな本なんて読みません。
面白そうな本しか読まないのですが・・・。
日本の民法って、異常なものであることを知りました。
なにを?って、例えば、「債権と債務」の考え方。
英国、イタリア、フランス、ベルギー、スイスなど世界中のほとんどの国が「債務関係法」というものを持っています。
日本民法の母法とされるドイツ民法でも「債務関係法」というものがあります。
しかし、日本の民法では「債権関係法」はあっても「債務関係法」という考え方はありません。
これって文字にしたら1文字の違いですが(権と務ね。。。)内容を考えたら、天と地ほどの差があります。
この考えを突き詰めていくと日本経済のゆがみが結構明らかに見えてきたりします。
債務関係法という考えが元になっているがゆえに
1.売買が口約束で成立する。
2.中間省略の登記ができる。
3.利息の天引きが認められている。
4.両建預金が認められている。
5.ウィズリコースローンが認められている。
などという、とんでもないこと(圧倒的に債権者有利なこと)が日本だけでは、まかり通っています。
これらの内容についてはそのうち順を追って書いていきますが、日本の異常性を改めて認識しました。
日本では金を借りる側よりも圧倒的に貸す側のほうが圧倒的に有利なのはこのおかしな民法の考え方が原因です。
世の中、消費者金融がわが世の春を謳歌しております。