新型コロナとOnlineコミュニケーション
- 2020/11/13 07:32
- カテゴリー:時事問題
中国武漢発の新型コロナウィルスの流行の影響で、かれこれ9ヵ月以上の在宅勤務が続いている。
季節は冬から春になり、夏を経て秋へ。そしてまた、冬になろうとしている。
週のうち何日か?ということではなく、仕事の一部だけ在宅勤務というのではなく、時間的にも仕事的にも全面的な在宅勤務をしている。
最初の頃は、Skype飲み会などもやった。
直接会えなくても、ネットがあるからいーんじゃない?
なんて思っていた。
確かに、仕事上はうまくまわっている。
しかし、何かが違う。
これって、これまで毎日顔を合わせて、気心が知れた仲間達と仕事をしているからうまくいっているのであって、新たな人間関係ができるのか?と問われるとそれはかなり難しいと思う。
大学生の息子や娘も自宅からネットで授業を受けている。
彼らは大学4年と3年だからよい。
すでに友達もおり、その友達とはLineやMessengerなどでつながれれば、日常の会話には事欠かない。
しかし、田舎から上京してきた新1年生はどうなのだろう?
彼らの多くの友達は地元にあり、上京先で新しい友人は少ないはずだ。
大学への通学もなく、自宅にこもる。
アルバイトをしようにも、アルバイト先もなかなかみつからない。
新しい土地での新しい友達ができないなら、ましてや外出もままならないなら、地元の自宅から遠隔授業を受けても同じことではないだろうか。
先ほど、最初の頃はSkype飲み会もやった、と書いた。
なぜ、最初の頃だけなのか?
つまらないんですよねー。
2~3人で集まる飲み会ならSkypeでも(Zoomでも)よいと思う。
しかし、大勢が集まる飲み会をオンラインに置き換えても、ぜんぜん面白くない。
実際の飲み会では、あちこちで小グループができて、そこで会話される。
そこでの会話に飽きたら、別の席に移ると、そこでの小グループではまた別の話がされている。
席替えしながら、あちこちの話に加わるのがおもしろい。
引き換え、オンラインだとどうなるか?
オンラインで複数の会話を同時進行するのは困難だ。
二人以上が同時にしゃべっても聞き取れないから常にしゃべっているのは、誰か一人ということになる。
結果、誰かの演説を皆が聞く、というスタイルになる。
〇〇君を囲む会、なら、それでよいかもしれない。
普通の飲み会には向かないよねー。
菅総理がジョーバイデン氏と電話会談を行った。
電話会談は大成功、とか言っている人がいるけど、まぁ、初回の電話会談としては、、、という但し書きが付く話だろう。
安倍前総理がトランプ大統領とあれほど仲良くなったのは電話会談ではない。ゴルフやったり、何日も夕食を共にしたり、別荘で語り明かしたり(?)があってこそ、人間関係ができた。
一旦、人間関係ができれば、電話やオンラインでも話がスムースに進む。
逆はない。
新型コロナ、現時点で日本の死亡者数は2000人に満たない。
毎年、インフルエンザでは2000~3000人が死んでいる。
毎年1月に、餅をのどに詰まらせて死ぬ人は1000人以上いる。たった、1ヵ月で1000人以上が死ぬ。
新型コロナの死亡者は、日常的に起きている死亡者数と人数的にはそれほど変わらないのだ。
「死ぬこと以外はかすり傷」なんていう言葉もある。
しかし、今日も相変わらず新聞やテレビでは「新規感染者ガーーー」って、やっている。
どうすれば重症化しないのか?
どんな後遺症があるのか?
効果的な治療法は?
いいかげんに、そういう話をしよう。
重症化したり後遺症なく治るのであれば、ただの風邪だ。
ただの風邪に何万人が感染しようと怖くはない。
米ファイザー社がワクチン開発に成功したというニュースで連日、世界の株価は大暴騰している。
これで、ようやく正常なコミュニケーションが取れる世の中に戻るのかもしれない、と安心するのはまだ早い。
通常の生ワクチン(弱毒化した株を使ったワクチン)や不活化ワクチン(ウィルスの一部を切り取って感染力を失くして作ったワクチン)と違う方法で作られたワクチンは、その効果も副作用も従来のそれとは全然違うのだ。
米ファイザーが開発していたワクチンは、メッセンジャーRNAを利用したワクチンであり、これまでこの方法で作らたワクチンは承認数がほとんどないため実績は未知数。(DNA操作をする他方式に比べたらメッセンジャーRNAを使った方が安全性は高いかなー?)
他社や他国のワクチン開発では、ウィルスのDNAを操作して無理やり開発しているワクチンもあり、その副作用は未知だ。
中国やロシアの開発しているワクチンはそもそもその開発方法を開示していないし、公表したとしてもそれが信用できるかどうか?というのは別問題。
英アストラゼネカのワクチンはウィルスベクター方式のワクチン開発で、こちらもこれまでの実績数はほとんどない。(先日は重篤な副作用で治験が一時中止されていた。)
単に「ワクチン開発成功」という言葉に踊らされてはならない。
閑話休題。
「Withコロナ」などという造語をマスコミは流行らせようとしている。
僕はこの言葉が嫌いだ。
今後は、ずーーーっと、全世界の人達が全員マスクをして、大勢集まることなく生きていく、みたいな話。
これまでも数々の伝染病に人間は脅かされてきた歴史がある。
それを今までも克服してきたように、中国武漢発の新型コロナを乗り越えていこう。
これからも新しい伝染病は現れ、流行するだろう。
都度、対策していくしかない。
それには、迅速な情報共有と対策が講じられるための基盤ルールが必要だ。
今のWHOのように、医学的観点より政治的観点を優先する組織が基盤ルールを決めているようではダメなのです。
被害を隠ぺいしてはならない。
隠蔽しないためには、初期の発表者を罰してはならない。
それは、「個人の利益 vs 社会の利益」という話なのだろう。
社会全体の利益よりも、特定の権力者の利益を優先させていてはダメだという話ですね。
ジョーバイデン vs ドナルドトランプ、みたいな構図かな?
さぁ、マスコミさん、そろそろ、そういう話をしましょうよ。
数年後に振り返ってみて、日本では2000名の被害をもたらした新型コロナ、経済損失とコミュニケーションレスによる自殺者は5万人を超えた、なんていうことにならないようにせねばならない。