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SMBCと中小機構を組合せると、江戸時代の質屋になる

古いタイプの銀行、ますます時代錯誤も甚だしく、時代遅れになっていっていますね。
このままだと生き残りは難しいでしょうね。

ようやく、ほとんどの銀行業務はスマホアプリなどから対応可能になってきていますが、融資関連などのいくつかの業務は窓口だけになっています。(ネット銀行は窓口業務は一切不要)

最近は在宅勤務なので、銀行に立ち寄ることがむずかしく、わざわざ出向かないといけない場合は平日の昼間、それも午後3時までに都合を合わせて銀行に行ってきます。
先日の出張帰りに、銀行に立ち寄って小規模企業共済からの貸付を受けるべく、必要書類を持って行ったところの話。

小規模企業共済とは、毎年、80万円余りの金額を積み立てることができ、その金額は全額所得控除を受けられるというもの。
退職金のない個人事業主や零細企業にとって強い味方です。
しかも、節税効果抜群です。

詳しくは「橘玲著 お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方」をご覧ください。
(僕の人生を変えた本3冊の内の1冊です。)

そんな積み立てをしている人が、急に資金需要が発生した場合、その掛金の一部を低利で借り入れることができます。
その借り入れのための依頼書類一式を持って出向いたのですが、結論から言って、借入依頼を撤回して帰ってきました。

その理由は、毎回銀行窓口での返済以外は認められないという、前時代的な話だったため。

これって、考えられます?

返済期日の前後が仕事で忙しかったら、いくら手元や銀行口座に返済資金があっても返済できず、重大な信用棄損になってしまうということ。
つまり、返済遅れの扱いになります。(しかも、遅延利息は年約15%)

僕は150万円の借入を24ヵ月の返済期間で考えていたので、その2年間の内、一度でも窓口に行けないと返済遅れのレッテルが貼られてしまうということです。

そんなの危なっかしくって、借入できませんよー。涙

三井住友銀行の担当者の話によると、「その仕組みは中小機構の都合によるので銀行側では何ともしがたいです」との話でした。

なので、今度はその話を中小機構に持っていくと、「銀行と預金者との契約の問題なので中小機構としては何ともしがたいです。そのかわり、そのような必要のない銀行を紹介することは可能です」とのこと。

双方の話は微妙に一致せず、どちらが正しいのかはわかりませんが、SMBCと中小機構という組み合わせでは、引き落としや振り込みでの返済はできず、窓口に現金を持っていかないといけないのは確からしい。

何時代の話なの?
江戸時代の質屋のような話です。

そもそも、三井住友銀行の窓口なんて年中混雑しているので、数十分待ちなんてざらです。
今回の融資依頼の話なんて、担当者待ちで、結局、正しい申込用紙を手にするまで銀行の入り口を入ってからなんと90分以上もかかりました。(さらに担当者の持ってきた用紙違いで2回も書き直ししたし)

さらに返済する時も、毎回待たされることを考えたら、ウンザリです。。。

 

結局、SMBCではなく、商工中金を仲介金融機関にして、手続きを進めています。

しかも、当初の貸付は年利1.5%予定だったのですが、話をしてみるとコロナ融資が使えそうということで、それが使えると、なんと金利0%だそうな。
実際に平成30年度と令和2年度の比較ではほとんどの月で売上減少しているので、たぶん通るはず。(5%以上落ちている月があればよいらしい)

とりあえず、必要書類を送付して審査待ちです。

融資関連の話、Webなどを観ているだけでなく、あれこれ動き回ることではじめて見えてくる話もあるものですね。
銀行の窓口に現金を持って行かなきゃいけない、なんていう話は、Web上で探しても見当たりませんし。

自分の足を使うことを再認識した数日間でした。

 

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