バイデン政権最初の法案
- 2021/03/07 15:02
- カテゴリー:政治
米下院を通過して上院で審議される「2021HR1法案」
問題が多い、と言うかこの法案が通ったらマトモな選挙は行われなくなるでしょうね。
有権者登録はあらかじめ紙で登録したサインとの照合をしていたのを電子サインだけに省略するとか、本人照合の社会保障番号のチェックを下4桁だけの確認に簡略化するなど。
他にも、選挙当日の被選挙人登録を許可するそうな。
ただでさえ人でごった返す多忙な選挙当日に被選挙人登録の必要があるのだろうか?
州外への住所移転者の登録削除の要件を厳しくするというのもある。
これは、本人が申請しないと選挙権が永遠にその州の名簿に残ってしまうというもの。
いずれも混乱を煽るような内容が指摘されています。
あと、ひどいのは本人確認に写真付証明書が必要だったのを、宣誓供述書のサインだけでよくするとか。
他国のことながら、もはや、笑っちゃいます。
日本と違ってアメリカでは選挙人は自分で申請しないと登録されないけど、これをすべての州で自動登録にするとも書かれている。
この自動登録制度は、カリフォルニア州ではすでに実施されていて、実施初年度には10万人分の間違った登録が発見されたという過去があり、これを全州で一斉に実施したらどうなることやら。
今回の選挙で問題が多いと指摘されている郵便投票。
全ての州で郵便投票をせねばならない、とか。
(コロナ前は5~6州しか採用していなかった郵便投票、現在も30数州程度が採用しているだけです。)
そもそも、米国の憲法では選挙の仕組みは連邦ではなく州が取り決める事になっています。
ってことは憲法違反ですよ。この連邦法案は。
上院で否決される事を祈ってます。
って、僕は日本国籍だから関係ないけどねー。
でもさ、アメリカで起きていることは少なからず日本でも似たような動きになることが多いから、ちょっと心配。