記事一覧

政治家のカリスマ

Tue, 16 Dec 2003 02:02:25 +0900

今日は新聞の休刊日でした。
そんな日に限って大きなニュースが。。。

なにが?って、とうとう捕まりましたね。
イラクのフセイン元?大統領ですよ。フ・セ・イ・ン。

ちょっとさびしい捕まり方でしたが。
直接指示したといわれているだけでも数千人を虐殺した本人は無抵抗で投降したとか。(間接的な指示を含めると数万人?)
自分の部下が彼同様、無抵抗で投降したらどうするのでしょうね?この人は。
テロリストの親玉ならそれ相応のカタをつけなきゃね。
なんだかオウムの麻原のように見えたのは私だけ?

ところで、なぜかアラブの指導者は良きにつけ悪しきにつけ個性的な人が多いのは、なぜなのでしょう?

何かあると調停役を買って出て、アメリカやヨーロッパと旅を続けるヨルダンのフセイン国王。(フセインさんってアラブには多いのよねー。)
イスラム教世界を標榜しアメリカを名指しで大悪魔と叫び続けたイランの故ホメイニ氏。(死んじゃったけど元気な人でしたね。)
イスラムの守り手としてイスラム社会に誇示しメッカ、メジナの二大聖地の守護者を自認するサウディアラビアのファハド国王。(今でもニュースにたまに出る)
中東の大国エジプトの指導者として穏健派の親分的なイメージのムバラク大統領。
アラブ諸国の中でイスラム革命後のイランと密接な関係を持ち、そしてレバノンには絶対的な影響力をもつシリアのアサド大統領。

まだまだいます。
イラクのクウェート侵攻で流浪の身となって国際社会から悲劇の王と注目を集めたジャービル・クウェート首長。
パレスチナの悲劇を訴えながら、あらゆる場所で中東諸国の調停役、連絡係をつとめるPLOのアラファト議長。(鳥のような顔を持つ貧相な有名人。失礼)

日本人の価値観での良し悪しは置いといて、皆、それぞれに存在自体が強烈なインパクトを持っています。
そして、それぞれの正義に向かって強烈なエネルギーで立ち向かっている。

そんな大人達に混じって政治的に未熟なこの国の政治家が相手ではどーにもなりまへんわな。
(昔、ソ連のフルシチョフと会談した日本の政治家が、部屋に入り二人っきりになるなり木製のテーブルに刃渡り20cmくらいのナイフを突き立てられ、その後の会談は言葉も無かったとか。命張っている政治家は世界中に数知れずですけどね。)

自衛隊のかけがえの無い命を賭けても、その後に続くのは。
せいぜい金を配って終わりかな。日本の政治家は、、、悲しいけど。

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://www.kimura-ke.com/blog/diary-tb.cgi/82

トラックバック一覧