日本の現在の社会主義体制を作ってきたのは自民党だと思っていました。
護送船団方式の金融業界をはじめ、零細や耕作意欲も低い農家も含めてまとめて面倒を見る仕組みだとか、およそ社会主義とも思われる政策を実行してきたのが自民党だからです。(自民党にはぶっ壊す人もいたが)
ところが、上には上がいたんですね。
中国やベトナム、旧共産圏の国々がこぞって資本主義を取り入れる中、逆方向に向かっているのではなかろうか?と今の日本の政府与党を見ていると思います。
いくら自由が良いとは言っても、ある程度の社会保障による再分配がないと暮らしづらいのはごもっともです。
もちろん社会というのは、助け合いがあるからこそ安心して生きていける。
明日、僕も交通事故で半身不随になって働けなくなるかもしれない。
誰にでも起こりえることだし、それを恐怖に感じていたのでは社会生活はできない。
そんな時でも支え合うのが社会であり、国家だろう。
それは間違いない。
でもさ、一括りに「低所得者」っていう人を一緒くたに救済していくのっておかしくないか?って思うのよ。
起きている時間のほとんどを仕事に捧げ、必死に働いて受け取った給与からは税金や社会保険がガッポリ引かれ、住宅ローンや教育費を引いたら、何も残らない高額所得者って、この国にはかなりの数がいると思う。
そして、わずかに残ったお金を使おうと思うと、消費税も上がるらしい。
銀行に預けておいても、たまーに時間外にお金を下ろした1回分の手数料を利息で稼ぐには数十年かかる。
そんな利息にももちろん税金はかかるし、そうして残ったお金を子供相続しようとしたらそこでも税金だ。
そうして集めたお金が何に使われているのか?
「障害者」や「失業者」に保障するのはよいと思う。
でもね、「低所得者」全員の生活を何故保障せねばならないの?
マイナンバー制を導入すると、世帯としての低所得者に現金給付もできるという。
取らないだけでなく、もらえちゃうのね。ありがたし。だね。
(マイナンバー制の話は個人情報保護の話とも大きく関係してくるので、これはまた別途。)
でもさ、毎朝、必死こいて満員電車に乗って、額に汗して、我慢して、頑張っちゃうと、そんな"給付"はもらえなくなるらしいので、これからの若い人は、なるたけ働かない方が得ですよ。
人一倍知恵を絞って、人一倍頭を使って、なおかつ人一倍働いて、必死に稼ぐと、懲罰的な税金も喰らうし、年金も減額したり、召し上げられたりすることも検討中らしい。
だから、頑張っちゃ駄目だよ。
必死に1番を目指す奴って馬鹿だよねー。
自分から苦しんで懲罰受けに行くんだからさ。
もっとさ2番や3番すら目指さないで、中の下あたりを目指すのがよいよー。
喰えなきゃ、沢山稼いだ奴から巻き上げて、再分配するからさー。
という未来を、民主党は国民に示している様に見えてならない。
子供手当や減税を訴えて、政権を取ったんだよね?
たしかあの時の選挙では。
もう、これ以上、この国を壊さないでください。民主党様。
あ、ちなみに僕は「金を稼ぐ」ということは「社会からの感謝の対価」であると思っているのですが、その考え方は間違っていますか?民主党様。