Date: Sat, 11 Jan 2003 12:57:04 +0900
国の累積債務の話がマスコミをにぎわしています。
はたして、本当に日本は崩壊するのでしょうか?
私が考えるに答えはNOです。つまり借金のせいで崩壊することはないっ!
それを考えるポイントは次の二つ。
一つ目は誰から借金しているのか?
二つ目はどこの通貨で借金しているのか?
誰から借金しているのか?
→そのほとんどは自国の国民からの借金です。
つまり、右手が左手から借金しているのと同じです。
どこの通貨で借金しているのか?
→ほとんどが国債で借金しています。
つまり日本円で借金しています。
メキシコやペルーが破綻しそうになった(なっている?)のは自国以外の通貨(ドルベース)で、しかも、他国からの借金だからです。
自国通貨のみの借金であれば、紙幣を印刷して返済すれば済むことなのです。
日本は対外債務を見てみるとむしろ黒字です。
つまり世界的にみると日本は債務者ではなく債権者です。
だから、国際的には問題は起きない。
円ベースの借金であれば最終的には政府は超インフレ政策をとれば即座に借金をチャラにすることができるのです。
このとき、債権者が他国であれば国際問題になりますが、債権者は自国の国民です。つまり、自分自身が損をするだけですからなんら問題は起きません。
国際的に見ると円借款では日本は大損しますけどね。
海外で円預金をしている人や法人も大損しますから、そういう意味では世界中の批判はあるでしょう・・・。(外貨準備で円を持っている国も。)
簡単に言うと、現在、流通している円を100とします。
大蔵省造幣局はどんどん紙幣を印刷して、流通量を100倍の10000にしたとします。
すると、どうなるでしょう?
このインフレ政策で物価は約100倍になります。(実際には相当混乱しますが・・・。)
為替レートも約100倍になります。(もとが1US$=120円なら1US$=12000円になる。)
すると、缶ジュース1本が12000円になりますが、国の債務は690兆円のままです。
そしてこのインフレ政策以降、税収は50兆円だったものが5000兆円になります。
おっと、これなら1年で返済できそうですね。(笑)
(財政再建、構造改革後にやらないと意味ないですが・・・。)
しかぁし、あなたの円貯金は1/100の価値になってしまいます。
1億円の預金をしている人の実質価値はたった100万円になっちゃう。
給料から天引きで必死こいて貯めた100万円は安い中国製電子レンジ1台分です。
そこは「借金しててよかったー(はあと)」の世の中です。
まともな国なら「暴動」→「クーデター」となりかねませんが、今現在の腰抜け日本人ならこんな無茶苦茶な政策が実施されたとしても、デモ行進程度でおさまるかもしれませんよ?小泉首相? どうですか???