かつて、これ程までに政治の世界が情けないレベルにあったことが、この国の歴史においてあったのだろうか?
新聞やニュースを見るのが、本当に嫌になります。
記者数十人の前で語った話を憶えていないとか、何千万ももらっておいて、誰からもらったかわからないとか。
そんなことがあり得るはずがないっしょ。
寄付をしているのは民間企業であり、民間企業は自分が必死に汗水たらして獲得した金を、匿名で寄付することは絶対に有り得ない。(絶対に、だ。)
そんな会社がもしあったとしたら、株主が許さないし、それ以前にそんな経営なら、とっくの昔に倒産れているはず。
むしろ、そんな金を有効活用してきたからこそ、あの会社は存続している訳だ。
民間企業が寄付をするなら120%確実に出所を相手に伝える。
公表するかしないかは別として(違法なら公表はできない)相手には確実に意図を伝えなければ意味がない。
意図が伝わらないなら、絶対に寄付はされない。
営利企業は何かの見返りを期待せずに寄付をすることは有り得ないのだ。
環境保護に寄付する場合でも、消費者に環境保護に気を使っている会社である事とをアピールする訳だし、地雷除去に寄付したら、これも確実に企業イメージが上がるような宣伝に使う。(←最近の企業はスマートだから、ホームページにちょこっと宣伝したりするだけだが。)
いずれにせよ、それを消費者に伝えるために寄付をするのだ。
余った金を捨てる会社はない!
さて、では政治家に寄付するというのは何を目的にしているのだろうか?
ましてや、一般に公表されない金を寄付(この場合は献金)していた場合はどうなのか?
隠れ蓑を使って献金したわけだから、「我が社は民主党を応援します」と公言しようとした訳ではない。つまり、世間へのアピールではない。
すると残った答えは「利権」以外にありえない。
(税金対策なんて馬鹿なことは言うなよ。ひっぱたくぞ。)
そんな小学生でもわかるロジックをごまかせると思っているのだろうか?
これはグレーではなく、黒です。真黒です。
(どこもやっている、という話ではない。バレたら黒なのだ。)
自主的に入院したり、記憶にございませんなどと言っている場合ではないのに。
こうしている間にも、テポドンには燃料が注入され、日経平均は最安値を更新し、失業率は上がっていく。
ドル本位制も岐路に立たされている今、アメリカのクズ国債をどれだけ買う約束をしてきたのだろうか?(中国のように、既に多量に保有している米国債を交渉のカードとして使うべきだ。)
とっくに破綻している年金制度を棚上げし、時代錯誤の公共工事に頼った景気対策は堅持する。
だから、桜島も怒っているのだー!
「埋蔵金を使えばよい」と能天気なことを言っているが、何が埋蔵金だ。
これは元はれっきとした税金であり、集めた税金を地方公共団体に貸し付けた利息の市場金利との差額なわけだ。
今は低金利だが、いずれ高金利の時が来る。その時には逆ザヤになることがわかっているのに、その時に備えるのではなく、まるで余剰金のように使ってしまう。
先日、テレビで役人が言っていた。
「高金利になり逆ザヤになったら税金が投入されることになるでしょう」って、涼しい顔して、お前ら誰の金の使い道を相談しているんだ?
さて、一方、国民は?
今、恩恵を受けている60代以上の方々の投票率は高いものの、これからの時代を担う若者の投票率は非常に低い。
普段引き籠っていても、選挙にだけは、行け!
選挙に行かない奴は文句を言うな。
だから若者の意見は国政に反映されないのだ。
と、言いつつも、投票したいと思う政党はない!
本当に、一度、ぶっ壊れないとこの国はダメかも知れない。