だんだん、暖かくなってきましたねー。
ところで、まだ寒かった数週間前に潜りに行ってきた時の話を。。。
寒空の中、砂浜野宿の1泊2日の旅でした。
場所は大瀬崎というダイビングのメッカで、スキーで言えば苗場のようなメジャーポイントです。
(苗場でテントを張っているようなものですね。)
今回は新作グッズを持って参戦!
水中メガネの特殊品、フルフェィスマスク!?
これは近所のダイビングショップのマスターにお借りしたモノ。
水中でも鼻から息ができ、しゃべれる、というもの。
マスクの口のところにレギュレターが固定されていて、マスクは顔全体が覆われて鼻からも息ができるのだ。
マスクをセットしてからはひたすらタンクの空気を吸う仕組み。
当然、シュノーケルも付いていないし、付けられない。
何も考えずにこのマスクを装着して、海に入ると水面移動が必要でした。(ビーチダイブです。)
おー。両サイドをストラップで留めてあるので簡単にはマスクは外れない。うげげ。
ジャブジャブ水面を泳ぐこと数分間。
はーはー、ぜーぜー。はーはー、ぜーぜー。
息が上がって肩で息をする。
ふと、空気の残量を確認するに、まだ潜ってもいないのに残りは160しかない。。。(酸素濃度34%のちょっとリッチな圧縮空気)
一人先に、エアが足りなくなったら嫌だなー、と思いつつ、潜行。
まぁ、ポイント自体はどうってこともなく、なんか皆はちっこいゴミみたいなウミウシ等を写真に納めていたがあんまり興味なし。
(黄色地に黒のピカチューとか呼ばれているウミウシだそうな。)
なんてやっていると、案の定、エアー残量が減っていく。
海底に沈められている熊のプ~さん像の前で記念撮影したあとは、残量25しかない。
(基本的にダイビング終了時に残量50は残すのが望ましいのね。)
その後も、皆さんはあっちいったり、こっちいったり。
のんびりとダイビングを楽しんでおります。
俺、残圧少ないんだよなー、と、残圧計が気になる、気になる。
そうこうしている内に、空気の出が渋くなる。
エア切れの特徴だ。
あと数呼吸できるか?
上空から皆にハンドシグナルでエア切れを知らせ、自分だけ浮上。
やばいと思っていたので、あらかじめ5mの深さのところまで浮上して一人勝手に安全停止をしていたのだ。(皆は十数m位のところ)
ある程度の深さにいると、浮上中に数呼吸できるのだが、すでに浅瀬に上がってきているので、浮上してもあまり空気は増えた気がしない。(まぁ、逆に急浮上しても大丈夫な深さなのだが。)
水面にあがったものの「く、苦しい。」
マスクが顔から外れないのだ!
ぐぅおーーー。周りは空気に満ちているのに息ができん!
なんたって、後頭部を2箇所のストラップでとめてあるのだから、簡単には、はずれない。
指で顔の横に隙間を作って、深呼吸。
ふぅ。
無事生還。
視界は明るく、鼻から空気が吸えるというのは、とっても楽。
だけど、これはボートダイビング向きですねー。
水面移動には向かない、ということがわかりました。
(ちょっと考えればわかるだろーー。)
そんなこんなでした。
ところで、友人の写真展があります。(ダイバーです)
美しい写真、幻想的な写真など、様々な写真が見られます。
3/12-23で横浜で開催されるようです。
http://tetsuphoto.blog51.fc2.com/
是非どうぞ。
(哲さん、ごめん。僕は行けそうもないのね。)