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日経新聞Web版に取り上げられましたー♪

最近、ダイビングネタばかりですが。。。

先週末に行ってきた、山中湖、河口湖の湖底清掃が日経新聞Web版に取り上げられました。
http://www.nikkei.com/video/?bclid=67379774001&bctid=8150885002
途中の古タイヤとラジカセを引き上げたのが僕です(笑)(黒赤のウェットに白のヘルメットでーす。)

財団法人日本釣振興会がスポンサーとなり、レジャー・スポーツダイビング産業協会が主催して行っている活動です。

年間30回程行われているこの活動は、湖だけでなく海や川でも行われており、その中でも今回の河口湖の湖底清掃は規模が最も大きいものでした。

芸能人ではウルトラマンコスモスの杉浦太陽さん(たとえが古い)と「釣りロマンを求めて」とかに出演しているらしい元グラビアアイドルの二人が来ていました。

特にオーラとかを感じることはなかったのですが、さすが、と思ったのはテンションの上げ方。
それまで、ボソボソとスタッフらと話をしていたのが、紹介されてマイクを持った途端に「おはよーございまーすッ!杉浦たいよーでーす!」って、いきなり凄いテンション。
「今日は一日、頑張りましょー!!」って盛り上げていました。

総勢160名はほとんどが大学生。
10校位の大学のダイビング部などが参加してくれている。
普段の湖底清掃作業ダイビングは我々だけだが、今回はイベントなのでにぎやかだ。

ファイル 127-1.jpg

一応、各大学対抗で一人当たり何kgを引き上げるか?みたいな競争だったりするのですが、結果は。。。

160名全体で560kgのごみを引き上げ、ソフトルアーは6000個。

僕らの作業ダイバーチームは平均年齢40歳以上(45歳の僕は若手)というこのチーム、12名で460kgのごみを引き上げた!
ははは。断トツだ!

ファイル 127-2.jpg

そりゃそーです。
映像ではわからないけど、実際の湖底は透明度20cm程度。

場所によっては自分のダイブコンピュータや腕時計が読めない位に濁っている。
(そんなに濁った場所では撮影にならないので透明度の高いところで撮影されている。)

大学生のダイビング部やダイビングサークルでは今年の新入部員はライセンス取立てだろうし、そんな彼彼女をサポートしつつ、先輩は潜る訳で。。。当然、淡水ダイビングなんて初めて!という子も多い。
そんな組み合わせで満足に視界ゼロの中で作業ができるわけもなく、148名で100kgを引き上げるのが精一杯。

でも、それでよいのです。
安全第一!無事故が絶対条件ですから。

ファイル 127-3.jpg

我々作業ダイバーは、いまさら視界ゼロにおののくこともなく、各自オウンリスクで安全に作業を進めるのみ。

それにね。
この湖底清掃作業って、病み付きになるんですよ。

こないだアイルランド沖に180億円の銀塊を積んだまま沈んだ船が発見されましたが、お宝発見みたいな感じなのね。
お宝と言ってもゴミなのですが、いかに大物を見つけるか?みたいな。

今回の大物はドラム缶とガードレールでした。
スワンが沈んでいる、という話があったので探したのですが、広い河口湖、視界ゼロでは偶然がないと見つかりません。

山中湖などでも同様ですが、湖底は泥です。
一度フィンキックで泥を巻き上げてしまうと、容易には回復しません。
海なら流れがあるので、しばらくじっとしていれば澄んできますが、湖は数時間以上回復しない。

ま、今回の河口湖は巻き上げる以前に濁っていましたが。

泥の中に手を入れても、抵抗がほとんどない。
だから、どこから水で、どこから泥なのか、明確な境目が無い場所も多い。
そんなところを、境界線に手を伸ばしつつ、上の方に上げたフィンであおり足でゆっくりと進む。
手にあたったソフトルアーをゴミとして回収する。
その繰り返し。

時折、大きなゴミにあたる訳です。

ただ、視界が全然見えないと、コンパスを頼りに進まないと、いつの間にか同じ場所をグルグル回っていたりする。
普通はコンパスで目標物を定めて、そこまで進んでまたコンパスを見るわけですが、目標物なんて見えないのだから、ずーっとコンパスを見ながら進まないとすぐに方向がずれてしまうのですね。

前日の山中湖では「ウナギの仕掛け」が台風で流されたという話を聞いていたので「よっしゃ!探すぞ!」と意気込んで、15名程で3セット発見して引き上げました。
漁師さんよろこんでましたー♪

人は本来、誰かの役に立つことを快感と感じるのでしょう。

それに加えて、狩猟本能も満足させてくれる、湖底海底清掃ダイビング!おもしろいぞ!

参加希望は下記へ!
http://www.blue-eco.jp/index.html

こちらが今回の清掃活動の主要スポンサーです。(日本釣振興会のさらに先のスポンサー)
ファイル 127-4.jpg
ソフトルアーの販売代金の一部で運営されているそうな。

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コメント一覧

鈴木規之 Eメール URL 2011年10月04日(火)09時54分 編集・削除

ご苦労様でした。

 ルアーって今多いそうですね。
魚も被害を受けるでしょう。

本来は、一人一人の自覚なんでしょうね・・。

あしゃこ 2011年10月04日(火)13時49分 編集・削除

見た見た!
きちょーバッチリ音声入ってた! 顔はマスクで見えないけど、すぐ分かったw

本当にお疲れ様、そして有難う!

しかし、意図的に放り込まなきゃ絶対に入らないものが湖底にあるってさ・・・酷い人間が居るもんだ。怒りが湧いてくるわ。

だけどその尻拭いが出来るのも人間だけなんだな。

ぢぢいの独り言管理人 Eメール URL 2011年10月04日(火)20時18分 編集・削除

鈴木さん、いつもコメントありがとうございます!

自然に与えるダメージの大きいのはソフトルアーですねー。
ソフトルアーは魚が食いちぎったりしても、体内に残ったりするみたいです。

湖底の風景は異常ですよ。
きめの細かい泥の湖底にソフトルアーが何本も生えている様に見えます。
頭の部分には金属のジグヘッドというものがついているので、その部分は重いので沈みますので、ソフトルアーが泥から何本もニョキニョキ生えているような風景になるのです。

しかもソフトルアーは水中に沈んでいると色が落ちるのでしょうか、みな、真っ白になっていて、しかもブクブクに膨らんでいる。
さらに気持ち悪い状況になっています。

河口湖では現在は、自然分解するソフトルアーのみ使用可能だそうです。
ルールとしては、ですが。

ぢぢいの独り言管理人 Eメール URL 2011年10月04日(火)20時21分 編集・削除

あしゃこさん、どーも、どーも

うちの娘からも「『よいしょ!』っていう声ですぐわかったよ」と言われました
(笑)

ガードレールとかは交通事故の拍子に落ちてしまったのかな?と思います。
ラジカセや空き缶、その他の電気製品などは誰かが捨てたんでしょうね。
バッテリーは、冬のワカサギ釣りで暖を取るのに使ったものかなー?

古タイヤはどこの湖でも海でも落ちているのだけど、あれは地元の関係者だと思
いますよ。
誰も口に出しては言わないけど、ほとんどのタイヤは3~4箇所に穴が開いてい
て、そこにロープが通っている。
つまり、車からタイヤをはずして、誰かがその様に加工しているわけです。

そんなタイヤを見かけるのは、港の船着場だけですよね。
船が岸壁に直接あたらないようにクッション代わりにどこの港にも古タイヤが取
り付けてある。
それになぜか、そっくりなんですよ(笑)

ま、自然に切れてしまうのがほとんどなのだと思いますが。。。

未承認 2020年05月23日(土)14時41分 編集・削除

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