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蜘蛛の糸を期待して

職場の友人が東日本大震災の後片付けのボランティアに行ってきた。
彼は石巻のボランティアセンターを通じて土日に作業をしてきたのだが、現地ではボランティアは足りていないらしい。

なんだか、いろんな報道が飛び交う中、ボランティアに来られても迷惑といった報道等もあり、行くのに躊躇してしまうのだが、実情としては全然足りてはいないらしい

彼が作業をした家の主人によると「ボランティアを依頼したのは3週間前。ずっと順番待ちだった。来てくれて助かる。」という話だったらしい。

家が全壊している地域では今なお手付かずという状況らしいが、家が水に浸かっただけで2階などに住んでいる地域では、片付けが盛んにおこなわれている。
1階にはどこかの家から流れてきた家具や電気製品などが散乱しており、それらを除去して床に溜まったヘドロを掻き出すのが彼が引き受けた仕事。

宿泊は専修大学のグラウンドの一角にボランティアのテント村が作られ、自分達で持ってきたテントでの生活。
食事も同場所で自炊。

街ではスーパーなども営業再開しているが、食糧は自分達で持って行くのがマナーだろう。
被災地支援に行って、被災地の食料を食べてしまってはせっかくの善意が半減だ。

朝、ボランティアセンターに行って登録すると様々な作業の依頼があり、自分ができそうなものに立候補して引き受けるシステムらしい。

スコップなどの必要な道具は貸し出されるが、汚れてもよい服装だとか厚手のゴム手袋等は持参すべしとのこと。
履き物は古釘などもあるので安全靴がよいが、ヘドロの中などを歩けねばならないので、丈の長いモノがよいとのアドバイス。
また、ヘドロは匂いもこびりつくので、使い捨てにしてもよい様な合羽を持参することをお勧めするとのことでした。

あとは、不織布などのマスクも必携だそうです。
匂いもそうだし、ヘドロが跳ねたりすることもあるのでね。
よくある花粉防止のマスクで十分でしょう。

現地の方への差し入れは「酒やたばこなどは喜ばれる」とのこと。
そら、そーだろう。
正式ルートの支援物資に「焼酎」や「マイルドセブン」は無いだろうから、不足していることが想像できる。
被災者だから「酒を飲むな」というのはおかしいし自分に置き換えて考えてみたら容易に想像がつく。

宮城の石巻まで、東京から片道6時間、往復で12時間以上かかったらしいが、充実した週末だった様子。

誰かの役に立てるって、気持ちの良いことだ。

僕もGWの休みにボランティアに行ってみようかと検討中。
最近、あまり人の役に立てていないからな~。

食糧は倉庫に備蓄している災害用のモノの期限がそろそろ切れそうなのがあるので、それを持って行って、自分で消費すればよいし。
テントは最近使っていないが、1セットあるし、少人数なら車で寝てもよい。

一昨日、20リットルガソリン携行缶をネット通販で発注した。
ほとんどが売り切れだったが、20日入荷予定分の先行売り出しを予約した。

でもなぁ、往復12時間は遠いな~。
距離的に近い、いわき市周辺に行ってみようかな?と検討中。
こちらも津波の被害はかなり出た様なので。。。

いわき市は原発30km圏外の為、避難勧告は出ていないにもかかわらず、風評被害などもあり、物資補給が断たれて陸の孤島と化しているとのブログなどには書き込まれている。
現在の状況はよくわからないが、こちらでも瓦礫除去など手は必要だろうと思う。

僕はいずれ地獄に落ちる訳だが、その時に一筋の蜘蛛の糸が下りてくることを祈って、ボランティアしよっかなー。
動機が不純かな?!

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非公開 2011年04月22日(金)13時35分 編集・削除

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